ハッチョウトンボ

 雄 :オスの体は羽化直後は橙褐色。羽化後20日ほどで鮮やかな赤色になる。
ハッチョウトンボ
雌       (by:筒井)

体長:17~21mm     (国内最小)
分布:本州、四国、九州
   朝鮮半島、中国、台湾、東南アジアなど
幼虫期間:3ヶ月~1年(1年1~2世代)
成虫期間:5月中旬~8月上旬

トンボ科 ハッチョウトンボ属
Nannophya pygmaea Rambur, 1842

 樫原湿原では、湿地Ⅰ~Ⅳ、人工湿地で見られますが、最も近くで見られるのは人工湿地と湿地Ⅱの下部域。モウセンゴケやミミカキグサ類が生育するような浅い水域がある湿地が主な生息域です。
 雄は半径1m程の縄張りをつくるので、1頭見つければ、数m離れて他の雄がいることが多くみられます。