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今日の樫原

浚渫の季節

落ちたら大変
引き上げられた浚渫土

 湿原域には湿地Ⅰと湿地Ⅱに溜め池があります。ここに流れ込んだ水は池尻から次の湿地に流れていくのですが、大雨などで濁水が流れ込み、次第に、池の中に泥土が堆積してきています。湿地Ⅱでは池の基盤の深さは2m以上ですが、泥土が堆積しては水深は20cm程までになってしまっています。毎年、水域がゆっくりと減少していくのが分かるようになっています。そのため、堆積土の除去が必要です。平成17年からの自然再生事業では重機(バックホ-)ですくい上げるという荒い作業でしたが、本当は手作業でやるのがベスト。これだと途中で水生動物が逃げ出してくれます。引き上げた泥土も4~5日は岸に置きますので、この間にも逃げていきます。(24日の作業ではゲンゴロウが出てきました。)
 月曜4人衆が先週から作業を始めました。作業は湿地に入るので、出来るだけ湿生植物が休眠する冬期が良いのですが、それは寒くて無理。落ちたら大変です。湿原が休眠に入り始める10月なら、何とかセーフでしょう。
 池の中には泥だけでなく、倒れ込んだ樹木や杭なども沈んでいます。それらを鍬などで引き上げるのですが、これが大変。腰に来ます。月曜の作業から今日で2日。皆さん、大丈夫ですかね。ちゃんと歩けていますかね。

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