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今日の樫原

キアゲハ

ノダケ
キアゲハの幼虫

 湿原の花が少なくなる頃、待ちわびたようにノダケの花が咲き始めます。そして、この花の蜜を求めて様々な昆虫たちが訪れます。その中に、ひらひらと舞うキアゲハもいるのですが、彼らの目的は蜜ではなく、花そのものです。 何? じつは、ノダケに産み付けられたキアゲハの幼虫は蜜ではなく、花全体を食べて大きくなります。花を丹念に覗くと、小さな幼虫が1~2匹ついていることがよくあります。何日かして同じ花を見に行くと、幼虫はすっかり大きくなり、一方で花はあちこちを食べられています。写真の幼虫の右側にある花はほとんど食べ尽くされています。幼虫は花がなくなると別の花を食べに移動します。この幼虫の先にある花も数日後には食べ尽くされるのでしょう。(※昨日のアップ、間違って「カラスアゲハ」としていました。えっ?と思った方、たくさんいたかも知れません。失礼しました。かなでさん、ありがとう。)

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