中之島周回路で、ご婦人がスマホに何かをくっつけて、右下のキッコウハグマ(白)の花を撮ろうとしていました。スマホにつけているのを見せてもらったら、なんと、ビクセンの10倍ルーペでした。で、画像を見せてもらったら、3花が集まったキッコウハグマの花にしっかりピントが合って綺麗に写っていました。思わず、「ほ~っ、すごい。素晴らしい、合格です!」と言ってしまいました。
この日は良く来る高校生が新兵器を持ってきていました。柵の外から湿地の生き物を撮るには望遠レンズが必須です。 が、彼のスマホではその機能が不足しており、カメラ屋さんに相談して上のようなアダプターを購入したとか。現在、これの使いこなしをトレーニング中のようでした。
最後は、私が使っているキャノンEOS M10 です。本ホームページの写真はほぼ全てこのカメラで撮影したものです。 5年ほど前に、上のダブルズームキット(15-45mmズーム、55-200mmズーム)+28mmマクロレンズの新品セットが4万円台でアマゾンに出て、何かの間違いでは?と思いながら慌てて購入しました。それ以来、良き相棒として頑張ってくれています。レンズ1本、数十万円するようなカメラは私の選択肢にはありません(と言うより、買えません。残念!)
最近のスマホの機能の進化は素晴らしく、前面にレンズが3個や4個ついていてマクロから望遠まで撮影でき、画像のレベルも完璧で驚いてしまいます。値段も驚きの20万円前後! 私のスマホにはレンズが1個?(よく分かりませんが多分そうです)で、撮影の時に指で広げてある程度拡大できるレベルです。来訪者の方々が持ってこられる最新のスマホが欲しくてたまりませんが、会計責任者に許してもらえません。
じつは、仕事柄、双眼実体鏡(30年以上前の年代物)は持っているのですが、写真撮影のアダプターがありません。ヤフーで買おうと探してみたのですが、これが上の EOS M10 セットより高く、未だに手が出せずにいます。仕方がないので、マクロレンズで最接近し、横から蛍光灯の照明を当ててしのいでいます。
ない物はないのです。受け入れるしかありません。出来ることは可能な範囲の工夫です。ビクセンのルーペを使った撮影は素晴らしいです。(ルーペは大型量販店などで1000~2000円程度で買えます。これで十分です。間違っても、宝石鑑定用の高価なものは買わないこと。) 以前、望遠がなくて、スマホを自撮り棒の先につけて、手をいっぱいに伸ばしてトンボ撮影にチャレンジしておられた方がいました。必要は発明の母、これもまた楽しいです。後は粘ってチャンスを待つです。スマホでもブルービーは撮れます。工夫と粘りで頑張りましょう。