昨年夏にカシノナガキクイムシが多数入り込んでいたコナラの大木ですが、新緑の季節になっても葉が出ません。どうやら完全に枯れたようです。周辺には他に3本ほど罹患木がありますが、それには少し新緑があり、もしかしたら枯れを免れるかも知れません。要経過観察です。いずれにせよ、倒伏、落枝の危険があり、湿地Ⅰ北側の巡視道は今シーズンも通行止めにせざるを得ません。安全第一です。
「どこが黒化型?、普通のシマヘビでしょ。」と思われた方、シマヘビの顔にまどわされましたね。体の後半部をご確認下さい。真っ黒ですよね。後半は真っ黒の黒化型(カラス蛇)、前半は普通のシマヘビ。「え~っ、何これ!」、驚きました。
常連のかなでさん(旧 迷彩服のお嬢さん)はいつも興味深い写真や話題を持ってきてくれて、ついつい話が弾む楽しいお客様ですが、今日はとんでもない写真を持ってきてくれました。「こんなのがあるんだ、へ~っ!」としばし大騒ぎ。いや-、参りました。どこで撮ったのと尋ねると、湿地Ⅱ横の木道沿いとのこと。ジャストポイントを教えてもらいましたが、もちろん姿はありません。でも「多分この辺が縄張りで、また出てくるよね」と二人の意見が一致。そこら辺を通るときは、今度からいつもカメラを持って行きます。
カワセミのぼんやりさん
最近はカワセミの声がよく聞こえますが、私の安カメラで撮れる範囲にはとまってくれませんので諦めて、もっぱらカワセミを撮る人を撮っていました。ところが今日は違っていました。近場の枝や杭に短時間ですがとまってくれました。しかも湿地の縁まで近づいても逃げません。人の怖さを知らない新世代のカワセミでしょうか。とにかくサンキュー。隣のバズーカ砲のカメラマンには足下にも及びませんでしたが、ま、何とか撮れました。今夜はビールで乾杯です。
(追:その後、来訪された方から、「嘴の下が赤いのは雌個体。雄は上下とも黒です。」と教えてもらいました。なるほど、このカワセミ、新世代のお嬢さんだったのか。 ご教示、有り難うございました。5/4)
湿原では昨年7月に流入した土砂の搬出を今も続けています。土砂搬出の為の仮設木道にはたくさんのヤゴがついていました。一輪車が通る度に動くヤゴはこれから脱皮に入るのでしょう。既に脱皮が終わった抜け殻もたくさんありました。いま周辺で飛び回ってるのはオグマサナエとシオヤトンボの2種です。ヤゴもそのどちらかでしょう。ヤゴは湿地Ⅱ下部や人工湿地の木道や草にもついています。ぜひ見つけてみてください。