昨年、突然始まったコナラの「ナラ枯れ」被害ですが、今年も被害が見られるようになりました。写真のコナラは根元を一周するように木くずがたくさん溜まっています。多分、この夏に枯れるでしょう。伐採候補のトップです。市道北側の桑原集落所有林では15本前後の罹患が確認できました。中之島では弁財天手前地域で5本前後が罹患していました。全域ではおそらく25~30本程度がやられていると思われます。このうちのどの程度が枯れるか、追跡調査をしてみようと思います。
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幸いにも15日の豪雨の被害は軽微でした。被害状況確認のため中之島周回道を回っていたとき、葉っぱの上に白いセミが止まっていました。一瞬、「セミの白化個体!?」と思ったのですが、近づいてよく見ると体の節々にカビのようなものがびっしりついていました。「なにこれ?」状態でしたが、後でかなでさんが教えてくれました。「セミはヒグラシで、Metarhizium cylindrosporum(メタリジウム・シリンドロスポルム)という不完全型の昆虫寄生菌に侵されている」とのこと。まだ死んでおらず、わずかに動いていましたが、「すぐに殺さず、セミを動かして菌を拡散させる戦略です。この菌、じつはかなり頭が良いです。」とか(by かなでさん)。生き物たちの世界、奥が深いなあ。