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今日の樫原

今年も「ナラ枯れ」被害

湿地Ⅰ縁部林:コナラ
湿地Ⅰ縁部林:コナラ
湿地Ⅰ縁部林:コナラ

 昨年、突然始まったコナラの「ナラ枯れ」被害ですが、今年も被害が見られるようになりました。写真のコナラは根元を一周するように木くずがたくさん溜まっています。多分、この夏に枯れるでしょう。伐採候補のトップです。市道北側の桑原集落所有林では15本前後の罹患が確認できました。中之島では弁財天手前地域で5本前後が罹患していました。全域ではおそらく25~30本程度がやられていると思われます。このうちのどの程度が枯れるか、追跡調査をしてみようと思います。

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残念な対応

 7月20日に、湿地Ⅱ最下部の木道横に観察にぴったりの向きでサギソウが咲いてくれました。手を伸ばせばスマホでも撮影可能な場所です。丁度良かったと思ったのですが、その日から写真①のように、木道から下りて撮影する人があり、踏み跡が出来ました。日曜日も相変わらずで、踏み跡はどんどん大きくなっていきました。踏まれた部分や隣接域にはサギソウ、モウセンゴケ、ミミカキグサ類などが生育しています。仕方なく、22日月曜日に写真②③の様にワイヤーメッシュを設置しました。残念です。

①木道横のサギソウと踏み跡
②ワイヤーメッシュ設置
③ワイヤーメッシュ設置
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気温36℃  マジですか?

36℃!
無人の監視小屋
木陰のマユタテアカネ

 20日の監視小屋の温度計は36℃!(午後3時) マジですか? 温度計、壊れてませんか? 小屋の中で頑張ってた監視の加茂さんも遂に林の中に避難しました。木陰は30℃ぐらいでしょうか、マユタテアカネが気持ちよさそうに涼んでいました。

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ヒグラシに何が?

 幸いにも15日の豪雨の被害は軽微でした。被害状況確認のため中之島周回道を回っていたとき、葉っぱの上に白いセミが止まっていました。一瞬、「セミの白化個体!?」と思ったのですが、近づいてよく見ると体の節々にカビのようなものがびっしりついていました。「なにこれ?」状態でしたが、後でかなでさんが教えてくれました。「セミはヒグラシで、Metarhizium cylindrosporum(メタリジウム・シリンドロスポルム)という不完全型の昆虫寄生菌に侵されている」とのこと。まだ死んでおらず、わずかに動いていましたが、「すぐに殺さず、セミを動かして菌を拡散させる戦略です。この菌、じつはかなり頭が良いです。」とか(by かなでさん)。生き物たちの世界、奥が深いなあ。