1月29日の樫原湿原の早朝の気温は-6度Cだったようです。昼になっても池の氷は溶けませんでしたが、少し待つと端の方から溶けてきました。 それで、もしかしてと思って湿地Ⅰの水の中を探してみると、 ありました! 紐状のヒキガエルの卵塊です。その先をたどっていくと、氷の下にヒキガエルの体がぼんやり見えます。今年もやって来てくれました。まだこのペアだけのようです。これから少しずつ増えてくると思いますが、ここ数年、激減状態です。今年はどれだけやって来てくれるのか、気になるところです。
先日発見していた流失木道を分解し、元の場所に移設しました。初めの木道は全長10mでしたが、今回発見したのは4m×2基のみ。短い2mの部分は見つかりませんでした。すでに釘が錆びていて分解はちょっと大変でしたが、何とかばらせました。月曜4人衆と一緒に、部品を元の場所に運び、再設置しました。今日の作業はこれまで。残りの1基は水を吸っていてかなり重くなっています。しばらく乾かしてから移設の予定です。
池の水位がだいぶ下がってきました。ただ、まだまだ野焼きには高すぎる感じです。昨日は、野焼きに向けて防火帯作り(草刈)をしていたらとんでもないものを発見しました。
なんと、7月豪雨で流された木道が出てきました。全部で3セット(4m×2基、2m1基)あったのですが、確認できたのは2セット。まだ近くにあるかも知れませんが、水が引いておらず、先に行けませんでした。もう1セットは野焼きの後になりそうですが、近くにある可能性大です。見つけた木道を引き出そうと試みましたが、重くてダメでした。月曜日、分解して持ち出し、元の場所に再設置しようと思います。とりあえずよかった、よかった。
野焼きの準備が始まりました
これまで満杯だった池の水が少し減っていたので、堤に設置されている水抜きの栓を見に行くと、上から2つめの蓋が開いていました。いよいよ野焼きの準備が始まったようです。水位がもう1~2段下がり、晴れの日が4~5日続けば野焼き実施です。
湿地Ⅴに渡る水路にかかった木橋はいつもは水面ぎりぎりですが、今日は水面が30cm程下にあります。もっと下がって、水路の底が出るほどになればOKでしょう。
中之島裏側はいつも幅5~10m程の防火帯をつくります。例年、秋までに草刈をしてベルト状に焼いて防火帯にするのですが、昨年秋は水位が下がらず出来ませんでした。今日、やっと草刈を始めました。もう、この状態では火をつけることは出来ません。刈草は可能な範囲で湿地Ⅴに搬出させようと思っています。じつは搬出作業は草刈の3~5倍の労力がいります。どれだけやれるか心配ですが、やるしかないですね。
例年、春の野焼きでは、全国のどこかで人的事故や隣接地への延焼が発生しています。事故を起こさないため、しっかりした安全な防火帯は必須です。何事も本番に向けた準備こそ大切。頑張ります。