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今日の樫原

霰(あられ)、寒かった!

水面に浮いたヒメミクリ
ダイサギ
すまし顔のカルガモ

 昨日の樫原は小雨、曇り、突然あられ、晴れ、小雨・・とめまぐるしく天気が変わり、今季一番の寒さ。とにかく寒かったです。30日は恒例の日清紡マイクロデバイスの方々によるボランティア作業があります。作業範囲のライン設置等いろいろやるべき準備があります。雨の中をカッパを着て歩き回りました。やっぱり寒かった。30日は晴れますように。
 ところで、最近は湿地Ⅰの水が濁り、湖面にヒメミクリがたくさん浮いていることが良くあります。朝、湿原に到着したとき、水域にいるのは決まってダイサギです。そして、その足元にもヒメミクリが浮いています。ですが彼らがヒメミクリを引き抜くことは考えられません。どうも犯人は下のため池ですました顔をしているカルガモたちのようです。ヒメミクリは地下部に柔らかな地下茎を長く伸ばしています。食べ物の少ないこの時期、それを知っているカルガモは、水中に潜って土中の白く柔らかな茎を掘り出して食べているようです。湿地Ⅰで昼間にカルガモを見かけることはありません。多分、夜の内に食事をして、昼間はため池でくつろいでいると思われます。いつか犯行現場を押さえたいと思うのですが、この時期、夜の湿原でねばるのは寒すぎます。とても付き合う気にはなれません。

追記:本日(12月1日)、月曜5人衆のお一人から目撃情報をいただきました。この方はいつも、だいたい朝4時半頃には樫原湿原に到着されますが、湿地Ⅰ前に車を止めるとカルガモが数羽(10羽以下)飛び立つそうです。貴重な目撃情報。やっぱり犯人はカルガモですね。 
「カルガモ君、月曜日は気い付けなはれや。見られてるよ。」

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月曜5人衆になりました。

 高齢化の進行著しかった月曜4人衆に、最近、赤い髪の娘が加わり「月曜5人衆」になりました。何事にも手際が良く、なかなかの戦力です。肩が痛い、腰が痛いと、問題が顕在化しつつある高齢者群団にとって、有り難い助っ人です。よろしく! それにしても泥土の浚渫は大変です。

新しいメンバーが
ハードな作業でした。
一輪車扱いも手慣れています。
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カヤランは?

 16日に監視小屋横の枯松を伐採しました。「えぇ~!」と言うより、「ぎぇ~!」と叫び声を上げた方もいるのでは? 「大丈夫です! 取ってあります。」 安心して下さい。 枯れ松についていたラン類は、伐採前にノミで剥がしました。今後、佐賀大の辻田研究室が移植の保全措置を実施される予定です。単に保全措置だけでなく、研究の一端としてデータも取られるとのことです。 カヤランもマツラン(ベニカヤラン)もすでに花芽が来ていました。来春、しっかり開花してくれると思います。

伐採しました。
カヤラン
マツラン
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枯松伐採

 今年になって湿原周辺の松が急に枯れ始めました。枯れ方のスピードが速く、ちょっと異常です。とにかく、人身事故になりかねない枯松から伐採してもらうことになりました。木道作業後に桑原組が伐採作業に取りかかりました。

中段にワイヤーかけ
バックホーで引きながら根元切断
ゆっくり倒伏
ねらい通りの位置に伐倒
玉切り作業
3人がかりで

 湿地に倒れないように、枯松の中段にワイヤーをかけ、バックホーで引きながら根元を切断。予め引き抜いていた木柵の隙間に、ねらい通りに伐倒。さすがです。枝を落として、主幹をバックホーで持ち上げ、3人で玉切り作業。チェーンソーの白煙がそこら中に広がり、凄まじい作業現場。あっという間に、長さ30cmの玉切りにしてしまいました。

参道脇の枯松
かかり木状態に
林内作業車で牽引
引き出し成功
4人がかりで玉切り作業
看板前に集積した玉切り木

 弁財天参道沿いに枯松がもう1本。既にヒトクチダケがついていて、枯死2年目。早めの伐採が必要でした。ただ、付近に高木が立て込んでおり、伐採時にかかり木(他の木に引っかかって倒れない)になる可能性が大で、慣れない人では伐採が大変になることが予想されました。そこで桑原組の熟練部隊が参上!となったのですが、やはりかかり木になりました。しかたなく、根元近くを段切りしたのですが、その弾みで全体がくるりと半回転。「おお~、危ねえ!」、冷や汗。次に、ワイヤーをかけて林内作業車で引き出そうとしましたが、なかなか手強く、林内作業車が浮き上がります。4、5人が作業車に飛び乗って、やっと引き出しに成功。その後は4人がかりで玉切り作業。こちらも戦場のような状態になりました。少々ヒヤヒヤものでしたが、怪我なく終了。お疲れ様でした。