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今日の樫原

今年もボランティア作業:感謝です!

 今年も日清紡マイクロデバイスAT株式会社(佐賀市)によるボランティア作業が行われました。今年で7年目、約90名の参加です。樫原湿原の保全には必要不可欠な作業(里山環境の保全、湿原の貧栄養化誘導他)で、有り難く、感謝、感謝です。(活動の意義の詳細は昨年の報告へ) 例年、作業内容は「落ち葉かき」でしたが、今年は新たに土嚢作りが加わりました。7月10日の豪雨で、隣接植林の斜面崩壊により湿原内に多量の土砂が流入しました。この砂を使って湿原上部に土嚢を使った土砂止め設備を作りました。

最後の記念写真は😉いっぱい。
開始式
スタート時:気合いが入っています。
まだまだ余裕
立派な戦力です!
疲れ知らずの小学生
ラストスパート(予定外地域)
落ち葉かき:作業前
落ち葉かき:作業後
集積された落ち葉(一部)
土嚢班
崩壊地へ土嚢運搬

 7年目ともなると「熟練者」が多くなり、作業は予想以上に速く進行。予定以上の面積を処理していただきました。集められた落ち葉の量から、作業の大きさが読み取れます。
 後から来られた一般の来訪者が「清掃作業ですか?」と尋ねられましたので、「ハイ。でも、ただの清掃作業ではありません。湿原維持には・・・」とちょっと長めの説明をしました。「ほ~、そうなんですね。お疲れ様です。」と感心されていました。冬枯れの湿原よりも、大勢のボランティア作業の方が気になった様です。

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樫原集落による管理作業

 毎年、秋の終わりに実施される湿原施設の管理作業が今年も行われました。18日は若干の積雪があり、この冬1番の寒波襲来でしたが、作業は黙々と実施されました。今年は人工湿地周辺の木柵設備の更新と、湿地Ⅰ周辺の防獣メッシュ設置です。

薄く積雪
木柵の切り込み作業
防獣メッシュの搬入
木柵の入れ替え
木柵の入れ替え
木柵へのワイヤー設置
防獣メッシュの設置
更新された木柵
新設された防獣メッシュ

 湿原にはいろいろな方が来られます。保全のためには立入防止の木柵設備も不可欠です。イノシシ耕作組合(?)も湿原の掘り返しにやってきます。これへの対応は防獣メッシュ設置しかありません。昨年と今年の2年をかけて湿地Ⅰ全域が囲まれました。これで一安心です。木柵設備も防獣メッシュも、本当はないのが一番ですが仕方ありません。湿原の植物たちも来年は安心して花を咲かせてくれるでしょう。
 桑原集落の皆さん、寒い中、2日間の管理作業、本当にお疲れ様でした。

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お騒がせしました。復活しました!

 ここ1ヶ月ほどの間、本ホームページにアクセスできないなど、いろいろとご不便、ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。素人なりに対応を試みたのですが、どうにも出来ず、ずるずると時間だけが過ぎていきました。そして昨日、事態はさらに深刻になり、完全にアウト状態になりました。
 「ひぇ~!」と言うことで、急遽、樫原湿原にちょくちょく来られる若いIT技術者にSOS連絡。「面倒なことをお願いして申し訳ないなあ。なんとかなるとしても、今週末当たりかなあ?」などと思いながら、自分ではどうにも出来ず、仕方がないので焼酎を飲みながらボーッとテレビを見て過ごしておりました。
 ところが、何と言うことでしょう、彼は昨夜のうちに全ての問題を解決してくれました。そして今朝からは、いつもの当たり前の状態が戻ってきました。すばらしい!「若きIT技術者様、あなたはヒーローです。有り難うございます。」感謝、感謝です。

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恐れていたことが起きてしまいました。

樹冠の広がり
太い主幹
根元の木くず

 湿地Ⅰ北側のコナラ4本が「ナラ枯れ」被害にあっていることは夏以前にわかっていました。来年以降には被害はさらに広がるだろうとは予想していたのですが、とうとう中之島でも被害木が確認されました。それも、樫原湿原ではコナラの中で2番目に大きく、最も目立つシンボルツリー的な巨木です。2週間ほど前まではなかった白い粉状の木くずが根元の1カ所から出ています。裏に回ってみると、高さ1m程の所にも数カ所に木くずが出されていました。ついに中之島部分にも被害が拡大してきました。来年以降どうなるのか、ますます心配になってきました。
 この株は長径60cm×短径55cmの大物。自分で切るにはちょっと大きすぎて、出来ればプロに切っていただこうと思っていたのですが、早急な伐採処理が必要になりました。来週以降、作業に入る予定です。「待ってろ、ナラ枯れ巨木!」