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今日の樫原

七山中学校1年生が来ました。

桑原の加茂さん
守る会も案内
写真を撮って熱心に観察

 七山中学校の1年生が地域学習の一環で湿原学習に来ました。湿原の前には桑原の子安観音なども訪れたようです。全体案内は桑原の加茂さん(何でも詳しい名ガイドです)。守る会、管理人も案内に参加。明るく活発な中学生達で、観察学習も熱心でした。学校の雰囲気もこんなだろうなと感心しました。「皆さんの地元に、九州でトップクラスの湿原があります!」「へぇ~、すげぇ~!」という感じで、なかなか食いつきが良い子ども達。楽しい案内になりました。このあと、事後学習で取りまとめをして文化祭で発表とか。良い発表会になることをお祈りします。

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今日の樫原

蜘蛛3種 違いますねぇ。

コガネグモ
ジョロウグモ
ナガコガネグモ

 長崎の蘭堂さんからご教示ただいたので、湿原の蜘蛛3種を揃えてみました。ちゃんと見れば随分違うもんですね。「蜘蛛」で一括して見ればみんな同じに見えるのでしょう。もっと蜘蛛さんと友達になろうと思います。

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今日の樫原

これからどうしますか? 先輩。

右下に幼虫がいます
どうしますか? 先輩。

 ノダケの花は、まだまだたくさん咲いています。キアゲハの幼虫も随分若い個体もいますが、もう蛹になりそうなものもいます。とにかくどんどん食べて大きくならなきゃ、という時期。ところで、2枚目の写真の2匹、やっと登ってきた花茎の先には何もありません。先客が食べ尽くしていたようです。残念! 後から登ってきた後輩が「えっ! もうない。 どうしますか? 先輩。」とでも言ってるような雰囲気でした。 多分、2匹とも引き返し、一旦地面に下りて他のノダケの茎に登って花を探すと思います。この時期、茎の先にはほとんど花がありますので、地際の登り口で花の有無を知る必要はないでしょう。ただ、今回のように、先客が食べ尽くしていると、苦労して登っても無駄足。虫の世界もなかなか大変です。

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キアゲハ

ノダケ
キアゲハの幼虫

 湿原の花が少なくなる頃、待ちわびたようにノダケの花が咲き始めます。そして、この花の蜜を求めて様々な昆虫たちが訪れます。その中に、ひらひらと舞うキアゲハもいるのですが、彼らの目的は蜜ではなく、花そのものです。 何? じつは、ノダケに産み付けられたキアゲハの幼虫は蜜ではなく、花全体を食べて大きくなります。花を丹念に覗くと、小さな幼虫が1~2匹ついていることがよくあります。何日かして同じ花を見に行くと、幼虫はすっかり大きくなり、一方で花はあちこちを食べられています。写真の幼虫の右側にある花はほとんど食べ尽くされています。幼虫は花がなくなると別の花を食べに移動します。この幼虫の先にある花も数日後には食べ尽くされるのでしょう。(※昨日のアップ、間違って「カラスアゲハ」としていました。えっ?と思った方、たくさんいたかも知れません。失礼しました。かなでさん、ありがとう。)