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今日の樫原:シュレーゲルアオガエルの卵のう

シュレーゲルアオガエルの卵のう
ニホンアカガエルの卵のう

 カサスゲの根元に白い泡。まだ表面は水気があって、産んで間もないのでしょうか。泡の表面に白い卵が点在しています。土の中に産むことが多いとかで、見つけられてラッキーでした。
 先日見つけていた池の中の卵のうは全体が黒く、やはりニホンアカガエルのもののようです。こちらもまだ卵割は進んでいないようで、今後が楽しみです。ただ、昨夜の雨のせいか、卵のうは池の中を漂う状態でした。次、見つけられるかな?

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今日の樫原:アカハライモリがやっと

アカハライモリ

 遅れていたアカハライモリがやっと出てきました。いつもは、ニホンヒキガエルのオタマジャクシがあまり泳げない時期に現れるのですが、今年は随分寝坊したようです。おかげでオタマジャクシは大きくなり、泳ぎも集団遊泳が出来るようになって、もうアカハライモリの餌食になることはありません。完全に出遅れです。「どうするの? エサがないじゃん」 でも、じっと観察していると、ときどきピッ、ピッと俊敏な動きをすることがあります。多分、オタマジャクシよりずっと小さな水生昆虫などを食べているのだろうと思います。
 今日は池にはカワセミもやって来ていました。繰り返しダイビングしては何かをくわえていきます。イモリ?、オタマジャクシ?、それとも小魚? でも、池では小魚はほとんど見かけません。いったい誰が餌食になっているのか? 環境省的に言えば「命つながる自然」なのですが、みんなお腹をすかして必死のようです。当事者たちは「食う、食われる」の戦いの日々。

 湿原一帯には、ニホンヒキガエルの他にトノサマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエルが生息しています。ところが、これまでニホンヒキガエル以外のカエルの卵を見かけないというのがみんなの話題になっていました。ついに今日、水の中に卵のうを見つけました。状態からニホンアカガエルかトノサマガエルのどちらかだろうと思いますが、断定できずにいます。全体が真っ黒のようで、ニホンアカガエルの可能性が高いように感じます。次回、胴長をはいて確認に行きます。(カエルは、本サイトの「生き物たち」→「カエル・ヘビ」に写真をアップしています。)

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今日の樫原:代掻き、シニア世代の力業

 「田植えはすんでるかなあ?」と思いながら峠を越えると、先日の田んぼはそのまま。 「えっ? 田植えは?」と、少し絶句。
 農家の方に尋ねると、先日の作業は「荒代(荒掻)」とのこと。代掻き(しろかき)には「荒代」とその次の「本代」があって、先日の作業は前者だったようです。(お詫びして訂正します。私の実家では代掻きは1回しかしません。) それにしても、稲刈り後から田植えまで、何回作業をしているのか、今度詳しく聞いてみましょう。

間伐作業
月曜4人衆:観察路整備ボランティア

 植林地の間伐は毎日続いているようで、林内は随分明るくなりました。古希を過ぎてなお、大きな重機を何台も使って作業をされています。チェーンソーワークは熟練の域。10mを超える杉の木は狙ったところに倒れていきます。弟子になりたい!
 月曜4人衆は完全な力業。スコップ、ハンマー、バール、ツルハシを駆使して観察路の整備をされていました。作業をした部分の観察路は、現在、通行止めです。来週には開放されるでしょう。お疲れ様です。有り難うございます。

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今日の樫原:農作業

霧の湿地Ⅰ
代掻き

 今日も予報がはずれて小雨模様。湿原横の植林地で間伐作業をされていた地元の方に、「雨になってしまいましたね。小雨でも作業をされますか?」と尋ねると、「七山の天気はいつもこげんです。やります。」とのこと。濡れた中でのチェーンソー作業は、危険と隣り合わせ。「どうぞ御安全に!」と心の中で祈りました。

 湿原横の水田では代掻き作業が始まりました。こちらはキャビン付きのハイスペックトラクター。昭和中期頃までの牛を使った代掻きとは次元が違いすぎます。それでも作業は丁寧。田んぼの中を行ったり来たりが繰り返されます。農業に対する意気込みは昔も今も同じだと感じます。毎年繰り返される刈り取りまでの作業を見ていると、熱い思いが伝わってきます。来週あたり、田植えになるのでしょうか。(4/15)