湿原沿いの市道北側に桑原集落の共有林がありますが、その東端にあるコナラの大木がこの夏から枯れ始めました。株元には多量のフラスが出ていて、カシノナガキクイムシによるナラ枯れと分かります。多分、今年中はこのままと思いますが、来年以降、枝先から徐々に落枝が始まり、3~4年で倒伏するでしょう。その前に桑原集落が伐採すると思いますが。下を通るときは注意!です。
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10月から11月にかけては浚渫作業の季節です。湿地Ⅰと湿地Ⅱの水域には土砂が堆積し、次第に浅くなっています。そのため、その土砂の除去(浚渫)が必要ですが、夏場は多くの湿生植物の生育期ですので作業が出来ません。地上部が枯れた11月下旬頃からが作業の適期ですが、この頃から寒くて作業が厳しくなります。つまり、10月から11月が丁度良いのです。それでも、出来るだけ遅くしたいのですが、湿地Ⅰの浚渫予定域ではジュンサイ群落が浮き上がって腐敗臭が出始めましたので、遂に月曜日に作業実施。管理人一人では無理のある作業ですが、守る会の方々が手伝ってくれて大助かり。皆さん、経験者で作業の手順がよく分かっていますので説明の必要なし。この日の予定作業は無事終了。有り難うございました。
浚渫域では4mの踏み板の上で作業をしています。浚渫後は胸近くまでの深さになりました。落ちたら大変。
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キノコの季節の始まり
守る会の Oniさん が、15-23日分のカメラデータを送ってくれました。いままで写っていなかった新しいメンバーが写り込んでいました。
アナグマ、タヌキ、ウサギはいつものメンバー。アライグマもそうですが、今回は6匹。多いですね。そして、顔が少し黒いスマートな生き物はテン(標準和名:ニホンテン)のようです。Oniさんは、24日に湿原の近くでニホンザルの団体にあったそうです。管理人は今年になって、キツネを目撃しました。
ということで、樫原湿原域には、アナグマ、アライグマ、イノシシ、ウサギ、キツネ、タヌキ、テン、ニホンザルが生息するようです。この他に、カヤネズミ、モグラもいます。哺乳類の在来種は、近所の動物園よりよっぽど多いですね。夜間観察会をしたいところです。











