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今日の樫原

トンボの季節になりました。

 ここ最近、急に暖かくなり、湿原では羽化したてのトンボがたくさん見られるようになりました。トンボの季節到来のようです。

ホソミオツネントンボ
オグマサナエ
シオヤトンボ

 この他にヨツボシトンボもちらほら。最も多いのはシオヤトンボ。ただほとんどはまだ若く、成熟した個体はわずかです。これからでしょう。トンボの観察に最もいい場所は人工湿地とその周辺です。観察には双眼鏡があると便利です。
 夏までには「樫原湿原トンボ図鑑」をまとめる予定です。ご期待下さい。

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今日の樫原

朝霧の中で

 月曜4人衆の来る時間は早く、夜明け前に到着される方もいます。21日の早朝は朝霧がかかって、湿原の生き物たちもいつもとは違った表情を見せていたようです。

キラキラの蜘蛛の巣
ミツガシワの花にも
サワオグルマは自分の綿毛につつまれて
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今日の樫原

人でなくてよかった。

 野焼きからそろそろ1ヶ月、湿原の緑も日に日にしっかりしてきました。この時期、セイタカアワダチソウの駆除などで湿原内を歩き回りますが、あちこちで野焼きの激しさの痕跡を見せつけられます。湿地Ⅲのアカマツの低木は半分くらいが葉が枯れています。ため池横の市道法面には焼け焦げた双眼鏡が落ちていました。「これが人だったら?!」と考えるとゾッとします。「今年は良く燃えた。」と集落の人達が話していました。人工湿地の木道・木柵への延焼消し止め作業も大変でした。やはり安全管理が一番とつくづく感じました。

緑が戻ってきました。
焼けたアカマツ
焼け焦げた双眼鏡
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今日の樫原

タネツケバナの季節ですが・・

田植えの準備が始まりました
タネツケバナの季節ですが
雄蕊は4本

 4月に入り、田んぼでは田起こし作業が始まりました。サクラが咲けば種籾を水につけて苗代の準備をスタート。この時期に咲くので「タネツケバナ」と言うのですが、駐車場から湿原にかけての路傍や観察路沿いに咲いているのはみんな外来の「ミチタネツケバナ」(ヨーロッパ原産)ばかりです。せめて、種を漬ける時期ぐらいは在来のタネツケバナに知らせてもらいたいのですが、インバウンド?勢力の方が圧倒的に強いようです。
 この後の田植えは、GPS機能を使った自動運転田植機で、その後の消毒は農業用ドローンでやる時代。種漬けの時期も、時代に合ったニューフェースに知らせてもらうということでしょうか。