ここ最近、急に暖かくなり、湿原では羽化したてのトンボがたくさん見られるようになりました。トンボの季節到来のようです。
この他にヨツボシトンボもちらほら。最も多いのはシオヤトンボ。ただほとんどはまだ若く、成熟した個体はわずかです。これからでしょう。トンボの観察に最もいい場所は人工湿地とその周辺です。観察には双眼鏡があると便利です。
夏までには「樫原湿原トンボ図鑑」をまとめる予定です。ご期待下さい。
4月に入り、田んぼでは田起こし作業が始まりました。サクラが咲けば種籾を水につけて苗代の準備をスタート。この時期に咲くので「タネツケバナ」と言うのですが、駐車場から湿原にかけての路傍や観察路沿いに咲いているのはみんな外来の「ミチタネツケバナ」(ヨーロッパ原産)ばかりです。せめて、種を漬ける時期ぐらいは在来のタネツケバナに知らせてもらいたいのですが、インバウンド?勢力の方が圧倒的に強いようです。
この後の田植えは、GPS機能を使った自動運転田植機で、その後の消毒は農業用ドローンでやる時代。種漬けの時期も、時代に合ったニューフェースに知らせてもらうということでしょうか。