湿地Ⅰ北側のコナラ4本が「ナラ枯れ」被害にあっていることは夏以前にわかっていました。来年以降には被害はさらに広がるだろうとは予想していたのですが、とうとう中之島でも被害木が確認されました。それも、樫原湿原ではコナラの中で2番目に大きく、最も目立つシンボルツリー的な巨木です。2週間ほど前まではなかった白い粉状の木くずが根元の1カ所から出ています。裏に回ってみると、高さ1m程の所にも数カ所に木くずが出されていました。ついに中之島部分にも被害が拡大してきました。来年以降どうなるのか、ますます心配になってきました。
この株は長径60cm×短径55cmの大物。自分で切るにはちょっと大きすぎて、出来ればプロに切っていただこうと思っていたのですが、早急な伐採処理が必要になりました。来週以降、作業に入る予定です。「待ってろ、ナラ枯れ巨木!」
弁財天のしめ縄が新調されました。タカノツメの黄葉が始まり、森に「綿あめ」の香りが漂い始めました。(綿あめの香りは、カツラの葉が特に強いのですが、タカノツメでも森にほんのり香ります。) 秋の終わりが強く感じられるころになってきました。それでも、キッコウハグマ、リンドウ、アキノキリンソウ等の花もあり、ちらほら訪問者があります。 湿原の維持管理はまだまだ続きます。
お詫び:先月から、本ホームページに突然は入れなくなった。どうなっているの?と何人もの方から尋ねられます。じつは私も入れなくなりビックリ。右往左往する内にURLの先頭がhttp:からhttps:に勝手に変わっていたようです。ネット検索すると、同じような状況が他のホームページでも起こっているとのことで、どうやらGoogle Chromeの更新の影響?のようです。 本ホームページもできるだけ早くhttps:形式に移行させようと思いますが、何せ昭和中期生まれの年寄りがああでもない、こうでもないとうろたえながらチャレンジしている状況です。ご迷惑をおかけしますが、今月中にはどうにかしようと思っています。しばらくお時間を下さい。
注:https:形式への移行を失敗すると突然画面が真っ黒になるとか!恐ろしいことです。
枯れ松伐採は気いつけなはれや!
イノシシ君、「あとぜき」お願いします。
湿地Ⅰは北側半域に防獣メッシュが設置されています。(予算の関係上、昨年度は半域しか設置されませんでした。今年冬に残り域を設置予定です。)そのため、まだ湿地内にイノシシが入ってこれます。でも、設置域ではメッシュがあって通れなくなっていますので、入ってくる頻度も随分少なくなっていました。メッシュ沿いには入れないイノシシの掘り返し跡がたくさん見られ、「よしよし、入れなかったんだ!」と効果を喜んでいました。
ところが、先日、「イノシシが強行突破したようです」との連絡があり、現場確認に行きました。確かに強行突破で、メッシュの下の方にはイノシシがつけた泥もあります。メッシュは基本的に縦3カ所ずつ、針金で杭に固定してあるのですが、「人間が通るところだけ」上だけをビニールひもで結ぶだけにしていました。メッシュは他の所と同じようにきっちりたてていましたので、イノシシにはばれないだろうと甘く見ていました。ところが、敵はビニール固定したメッシュの下が動かせることは発見したようで、ここを押して強引に出て行ったようです。さすが、大したもんです。メッシュ設置のバグを簡単に見つけたようです。まいった、まいった。状況を理解しましたので、同様の設置形式の他の場所も全て、ビニールひもで上下固定しました。(どうしても人間の出入りが必要ですので、開け閉めが出来るようにビニール使用です。)
これで多分通れないと思いますが、イノシシ君にお願いがあります。今度強行突破するときには必ず「あとぜき」をお願いします。