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今日の樫原

鳥インフルエンザ

近くの養鶏場
ため池のカモ達
鳥獣保護管理員

 昨年暮れから国内各地で鳥インフルエンザが頻発し、これまでで最高の水準に達しているとか。九州でも鹿児島県出水市では回収されたツルが1200羽を超え、市内の養鶏場9カ所で感染が確認されたとの報道があっていました。コロナ感染症も鳥インフルエンザもパンデミック、大変なことになっています。
 樫原湿原には地元の鳥獣保護管理員の加茂さんが頻繁に上がってきます。(多分、毎日?)鳥インフルエンザ感染の野鳥の確認に地域の各地をみて回っているとのことですが、とりわけ湿原のため池は重点監視ポイントのようです。近隣には複数の養鶏場があり、関係の皆さんは気が休まる時がないことだろうと思います。お疲れ様です。(年末に福岡の糸島で感染が確認され、その10km圏内に地元の一部地域が入ったようですが、幸いにも樫原湿原地区はセーフでした。)

マガモ、カルガモ
カルガモ
マガモ、カルガモ飛翔

 ため池ではインフルエンザなど関係なく、カモ達がのんびり休んでいました。ところが、マガモとカルガモがコンタミ状態で初心者(私)には区別が難しい。左の休憩中の集団では、1羽だけ頭が緑色の個体がマガモの雄とまではどうにか分かりますが、他はマガモの雌とカルガモがコンタミで区別困難。右の飛翔2羽は、上がマガモ、下がカルガモと教えてもらいました。う~ん!奥が深そう。この冬、ため池の鳥たちで勉強してみます。

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ノスリ → ケアシノスリでした!

湿地Ⅰ
溜め池

 朝方の冷え込みはありましたが、今日は雲一つなく、穏やかな一日でした。北向きの斜面には、まだ暮れに降った雪が残っていますが、溜め池には氷はなく、水鳥たちものんびり過ごしていました。

見かけない猛禽類
ケアシノスリ

 そんな中、湿原横の水田に見慣れない猛禽らしい鳥が2羽舞い降りてきました。カメラを向けると、少し離れた木に飛んでいき、さらに別の田んぼへと行ってしまいました。画像を拡大して確認するとノスリの様です。夏場はほとんど見かけませんので(気がつかないだけかも知れませんが)冬鳥でしょうか? それにしても、この時期の田んぼで何を探していたのでしょうか。カエルもネズミもいないと思うのですが。
 訂正(1/9)
 昨日、本ページを「ノスリ」でアップしましたところ、すぐに、本州八ヶ岳から「ケアシノスリ」とのご教示をいただきました。有り難うございます。 この名前は聞いたことがあったのですが、「ノスリの足に毛が生えた程度の品種かな」ぐらいで軽く流していました。あらためて調べてみたら何と別種!でした。いやあ~、恐れ入りました。ノスリとは生息地も異なり、日本へは北日本を中心に冬鳥として飛来するとのこと、だからこの冬に会えたのですね。新春早々、かなりラッキーな出会いだったようです。今年は何か良いことがありそうな?予感です。
 ノスリ     Buteo japonicus
 ケアシノスリ Buteo lagopus

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明けましておめでとうございます。

弁財天
湿地Ⅱ

 今年の初詣は樫原湿原の弁財天に参拝。今日は福岡からの参拝者もありました。祠にはお供え物がいくつもあり、一日にも参拝に来られた方があったようです。湿原の一部には暮れの雪がまだ残っていましたが、参道はきれいに溶けていました。日も差して、いい初詣日和でした。

ツクシショウジョウバカマ
イヌウメモドキ
ツルシキミ

 湿原にはまだ雪が残り、ツクシショウジョウバカマの花芽もさすがに縮こまっていました。それでもツルシキミの花は開花に向けて準備がかなり進んでいる様子。日差しの中でツルウメモドキの実が輝いて、何となく楽しげです。「鳥さん、早く食べてくれ~!紅くておいしいよ~!」とでも叫んでいるような。(果肉には発芽抑制物質が含まれるため、動物に食べられないと発芽しないとか) この冬は鳥が少なかったのでしょうか、意外とたくさん残っていました。

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ありがとうございました!

 今年一年間、たくさんのご訪問、有り難うございました。
 ホームページは概ね骨格が出来ました。来年は各部分の内容の充実を目指します。
 湿原の再生・保全は考え方や方法がまとまりつつ有ります。これについてはホームページの中で出来るだけ記録し、オープンにしていきたいと思っています。
 来年も多くの方々のご訪問をお待ちしています。よいお年をお迎えください。