カテゴリー
今日の樫原

訂正:柴刈り!

二宮金次郎像

 今日、何気なく以前の記事を見ていたら、とんでもない間違いに気づいて、冷や汗を通り越して凍ってしまいました。
 11月26日のボランティア作業記事の中で、柴刈りをなんと「芝刈り」と誤記していました。普段から「芝刈りじゃありませんよ、柴刈りですよ!」とあんなに言っているのに、何という失態。早速訂正しました。
11月30日:ボランティア作業:落ち葉かき ←訂正しました。

 昭和中期までの里山では、燃料や肥料にする目的で林内の低木や枯木が日常的に持ち出されていました。この行為が柴刈りで、その為の特別な山を「柴山」として使っていたところもありました。昔話のおじいさんは、山に柴を採りに行っていたのです。二宮金次郎も柴刈りに行っていたのです。江戸後期や明治期などの里山は、燃料としての木材の持ち出しが激しく、はげ山や草山が広く見られたと言います。じつは「里山」の状態は時代や地域によって異なります。「となりのトトロ」のころの里山は落葉広葉樹の森で、今も多くの人がそれを「里山」と認識しているようです。でも、現在、人里近くにあるいわゆる里山は常緑広葉樹の森になりつつあります。里山の形状は人々の関わりの程度で変化するのです。 では、樫原湿原で目指している「里山」はどんなものか。これについてはあらためて書かせていただきます。
 今日は取り急ぎ訂正させていただきます。(焦ったなあ~)

カテゴリー
今日の樫原

誰の足跡?

 雪が降り、寒い日が続く冬には、動物の足跡を見て回るのがちょっとした楽しみです。先週の雪が少し溶けて分かりづらくなっていましたが、期待通りの成果がありました。

定番のウサギさん。左から右へ
アナグマでしょう?
軽自動車のようですが

 ウサギの足跡は他に似たものがないので分かりやすい。中之島や湿地Ⅰ北側の林内に黒っぽい小さな個体が数匹いるのは分かっています。運良く、その姿をカメラに収めた方がこれまでに数人にいますが、私はまだ撮れずにいます。残念!(来年の年賀状に間に合わせたかったのですが) それでも雪の上の足跡だけは毎年撮影。
 湿地Ⅴ付近の木道の上には指が5本の足跡(指の数が分かりづらいのですが)、アナグマでしょう。それにしても今年はやけにアナグマの姿を見かけました。エサが少なかったのでしょうか。
 駐車場から湿原に来る途中の道路端には縁石外の法面に轍が・・・。もう少しで下の水路に落ちそうなところで踏みとどまれたようです。危なかったですね。雪道で滑ったのでしょう。

犯人は左斜め上のカモ
よく見ないと分かりませんが・・・
こちらで確認。アオサギ?

 氷の上にも足跡がたくさん。最も多いのはカモの歩き跡。かなり広い範囲に付いているのですが、どうやって出来るのでしょうか?「一度固まった氷の上が昼間に少し溶けて、足跡が付いた後に夜また凍った」でどうでしょうか。中央の写真はよく見ないと分かりませんが、かなり大きな足跡(湿地Ⅰ)。ここの常連はアオサギとダイサギ。多分、そのどちらかでしょう。

 

カテゴリー
今日の樫原

今年初めての本格積雪

湿地Ⅰ
中之島の弁財天
湿地Ⅱ横の木道
湿地Ⅱ

 今年初めての本格的積雪。地元の人によると先週木曜日(22日)が最もひどかったとのこと。また、今回はとりわけ風が激しかったようです。一通り全域を確認して回りましたが、幸いにも倒木等の被害はありませんでした。よかった、よかった。
 日曜日まではまだ道路に雪が残っていて危ないだろうと、月曜日にあがってきましたが、それでも古湯温泉から上には各所に雪+氷が残っていて、危ない状態でした。用心して、四輪駆動+スタッドレスタイヤの車で来て正解でした。久しぶりの積雪道路の走行でしたので、途中2~3回ブレーキチェック。 ”うん、しっかり止まるな、よし!”と言うことで、まだ来期もタイヤ交換はいらないかな。

みんな凍っています
溶けた雪がまた凍結

 桑原から上がって来る道路は雪と氷でガチガチ。上を歩くとバリバリと音がします。昨日溶けた雪も昨夜の内に凍っていました。この道路を地元の人は軽トラでガンガン上がってきます。さすがです。

カテゴリー
今日の樫原

池の水、全部凍りました。

湿地Ⅰ
湿地Ⅱ

 とうとう、池の水が全部凍りました。湿地Ⅰの止まり木にちょっとだけカワセミがいましたが、午前中はダイビングは無理だと判断したのでしょう、すぐにどこかへ飛んでいきました。下の溜め池の方は工事に向けて水抜き中で、水の動きが大きいのか、氷は見当たりませんでした。
 それにしても、いよいよ本格的な冬に突入という感じです。トマト農家の方々も収穫はほぼ終わり、片付け作業をされています。以前は冬期にはハウスのビニールは剥がし、積もった雪を土壌にしみこませて塩類調整に当てていたようですが、最近は剥がすのは見かけなくなりました。それでも同じハウスで10年以上もトマトの連作を続けられるのがプロの証だとか。土作りに秘密の技があるのでしょう。
 これから3月にかけての時期は保全作業は林内整備が中心です。昭和中期頃の里山の姿を目指して林内の除伐作業が続きます。