今年初めてのサギソウの花を確認しました。「サギソウ開花!」ではあるのですが、まだ1花だけです。また、写真の様に200mm望遠で撮ってもこの程度です。とても「開花~!」と大声で言えるほどではありません。開花初期ですので花の大きさも小ぶりです。花を楽しむにはまだ10日ほどかかりそうです。もう少しお待ち下さい。
TVなどでアップで紹介されるので、花の大きさは手のひらより大きいと思ってこられる方も少なくありません。実際には3cm前後ですので、木道から離れたところにある場合はよく分かりません。観察には望遠鏡があると便利です。
雨が少なく、水生植物のヒツジグサもタヌキモ類(イヌタヌキモ、ヒメタヌキモ)もご覧の通り。干上がった池の底部に張り付いた状態になってしまいました。これでどのくらい持つのかなと心配してしまいますが、水湿地の植物にとっては生育地のこのような乾燥は想定内でしょう。水域が干上がるのは普通にある変化で、彼らにとっては当たり前。この変化の中で生き残れるものだけが残ってきたのでしょう。
それにしても、自然の中で生きていくのは厳しいですね。来訪者の「空気がきれいねぇ」、「癒やされる~」、「かわいい~」等の歓声の横で、ここで生き抜く生き物たちは全く違う感想をつぶやいているのかも知れません。
朝、ふと気づくと落ち葉の上に何やら溶けたような黒いドロドロ。もしかしてと思い、夕方もう一度見に行くと、やっぱり溶けていました。ヒトヨタケの仲間のようですが、詳しくは分かりません。夕方見に行ったときに、新しいキノコが出かかっていましたが、この変化を見るには一晩泊まらないとダメ?そうなので諦めました。いつか機会があれば、開いた傘を見てみたいものです。(→その後、詳しい方からウシグソヒトヨタケかネナガノヒトヨタケでしょうと教えていただきました。7/11)
本格的な夏を前に、危ない枯れ松はできるだけ伐採処理しておこうと、月曜4人衆に手伝ってもらいながら毎週伐採作業の連続。それにしても今日の作業は難儀でした。最初に、松のできるだけ高所に引っ張りロープをかける作戦。これが思いのほか大変。次に受け口を切って、追い口を切って、人力ウインチで倒す・・・・はずが、松は立ったまま平行移動。想定した最悪のパターン、やっちまった。仕方なく、高さ1m程で段切り。するとまた直立。こうなるんだよな~、段切りは。もう一度、段切りして、再度、人力ウインチでやっと仕留めました。皆さん、お疲れさまでした。来週は1回休もう。
それにしても、散策路のすぐ横にこんな枯松があるとは気づきませんでした。両隣の杉の枝に隠れて枯れ枝が全く見えませんでした。危ない、危ない。