カテゴリー
今日の樫原

イノシシ被害

イノシシによる掘り返し
イノシシによる掘り返し
倒された個体識別杭

 こちらは本物のイノシシによる掘り返し被害。何をしたいのか分かりません。多分、何かを食べているのだろうということになっているのですが、ミミズなどの小動物がいる環境ではありません。被害はいつも低茎湿生群落域に集中しています。掘り返しは、耕運機で全域を耕した状態で、深さは5~10cm程度です。どうも、この植生域に生育するイトイヌノハナヒゲ、コイヌノハナヒゲなどの地下部にある株状部分を食べているのではないか?と推察しています。遠くからイノシシの掘り返し現場を見たことがありますが、鼻先で掘り返しながら、一心に何かを食べていました。泥と一緒に食べておいしいのですかね。ジャリ、ジャリ?。
 林内に立てられた佐賀大辻田研究室の調査杭も踏み倒されていました。ちゃんと「調査中」と書いたラベルがつけられているのに全く無視したようです。今度会ったら、” あんた、そんなことしてたら佐賀大の入学試験にはとおらんばい!”と言ってやりましょうか。
 イノシシ被害はこれから本番になりそうです。例年、同じ地域に繰り返し入り、全域を徹底して耕耘した状態にしていきます。そろそろ対策実施が必要な状態になりつつあります。

落下した枯れ枝
枯れマツ伐採
枯れマツ伐採
搬出作業

 8月29日、林内に長さ5m程の枯れ松の枝が落下していました。こんなのが頭に当たったら即アウトでしょう。人的被害がなくて一安心。9月5日、月曜4人衆に手伝ってもらいながら、枯れ松3本を伐採処理しました。中之島までの搬出作業も大変でした。いつも有り難うございます。感謝。

カテゴリー
今日の樫原

防人メッシュ

防人(?)メッシュ
湿地内への踏み込み跡

 昨日のNHKで湿原の紹介があったとかで、今日は随分来訪者が多いようです。うれしいことですが、困ったことも起きてしまいます。
 サギソウの写真を撮るために湿原内に踏み込む人が頻発。普段はこんなことはほとんどないのですが、多数の来訪者があるときには時折こんなことが起きます。何度か入らないようお願いをしたのですが、相手は神出鬼没。気がつくと踏み跡がさらに大きくなっています。仕方がないので、急遽、イノシシ対策の防獣メッシュを設置しました。
 よく来られる方が、「イノシシ対策ですか?」と声をかけてこられましたので、「人間対策の防人メッシュです。」と理由を説明。メッシュで事故が起きると困りますので、ロープやテープも設置しました。見苦しくなりましたが、来週月曜日には足下だけの対策に変える予定です。少しだけお待ち下さい。

カテゴリー
今日の樫原

ブルービー撮影会

 今年はオミナエシの花が例年になく多く咲いています。そして、この花に来るルリモンハナバチを撮影するために訪れる方も、例年になく多いように感じます。早い人は朝の5時半頃から、遅い人は夕方の4時を過ぎても、撮影ポイントでお目当ての青い蜂を探しています。皆さんの中では通称のブルービーで呼ばれることが多く、誰もが「この蜂に会えると幸せになれる」「幸運が来る」等と教えてくれます。
 この蜂を見る度に、「宝くじに当たりますように!」といつも祈るのですが、、、
 そんなことより、宝石を思わせるコバルトブルーの輝きは、見ているだけで幸せな気分になります。撮影している人も楽しそう。・・・そうか、この蜂は”幸せな気持ちにしてくれる”ということかと、合点がいきました。それにしても、我が家の女房殿は、摘み取り時期になったブルーベリーのことの方が気になるようで、こちらも楽しそうです。 ・・ん!、もしかして、「ブルー」で幸せになれるのかな?

カテゴリー
今日の樫原

コバギボウシのイナバウアー

イナバウアー?
今日は素直に開花

 数日前、全員で後ろに反り返っていたコバギボウシの花茎は、今日は普通に立ち上がって花をつけていました。一体、あのイナバウアーは何だったのでしょうか。嫌なことでもあって、みんなでふてくされていたのでしょうか。意味不明。でも、何か言いたかったのだろうと思います。まだまだ友達にはなれません。これからも気長に付き合いながら、彼女らの気持ちを理解していきたいものです。