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今日の樫原:代掻き、シニア世代の力業

 「田植えはすんでるかなあ?」と思いながら峠を越えると、先日の田んぼはそのまま。 「えっ? 田植えは?」と、少し絶句。
 農家の方に尋ねると、先日の作業は「荒代(荒掻)」とのこと。代掻き(しろかき)には「荒代」とその次の「本代」があって、先日の作業は前者だったようです。(お詫びして訂正します。私の実家では代掻きは1回しかしません。) それにしても、稲刈り後から田植えまで、何回作業をしているのか、今度詳しく聞いてみましょう。

間伐作業
月曜4人衆:観察路整備ボランティア

 植林地の間伐は毎日続いているようで、林内は随分明るくなりました。古希を過ぎてなお、大きな重機を何台も使って作業をされています。チェーンソーワークは熟練の域。10mを超える杉の木は狙ったところに倒れていきます。弟子になりたい!
 月曜4人衆は完全な力業。スコップ、ハンマー、バール、ツルハシを駆使して観察路の整備をされていました。作業をした部分の観察路は、現在、通行止めです。来週には開放されるでしょう。お疲れ様です。有り難うございます。

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今日の樫原:農作業

霧の湿地Ⅰ
代掻き

 今日も予報がはずれて小雨模様。湿原横の植林地で間伐作業をされていた地元の方に、「雨になってしまいましたね。小雨でも作業をされますか?」と尋ねると、「七山の天気はいつもこげんです。やります。」とのこと。濡れた中でのチェーンソー作業は、危険と隣り合わせ。「どうぞ御安全に!」と心の中で祈りました。

 湿原横の水田では代掻き作業が始まりました。こちらはキャビン付きのハイスペックトラクター。昭和中期頃までの牛を使った代掻きとは次元が違いすぎます。それでも作業は丁寧。田んぼの中を行ったり来たりが繰り返されます。農業に対する意気込みは昔も今も同じだと感じます。毎年繰り返される刈り取りまでの作業を見ていると、熱い思いが伝わってきます。来週あたり、田植えになるのでしょうか。(4/15)

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小雨の湿原

 「曇り」との天気予報がはずれて、10時頃から雨になってしまいました。そこここからニホンアマガエルの鳴き声が聞こえてきますが姿が見えません。そっと鳴き声の方に近づくと、ピタッと止んでしまいます。そして、遠くでまた鳴き始めます。どうやら、探しているこちらの姿は完全に見つかっているようです。双眼鏡があった方が良かったのかも知れません。
 2月27日の野焼きで真っ黒になっていた湿原は、少しずつ緑に変わり始めました。久しぶりの雨で木々の芽吹きもすすみ、一気に新緑の季節に入っていきそうな気配です。ヤマザクラの花はそのスタートの合図だったのかも知れません。雨の中で、薄い桃色の花びらが散り始めていました。          (4月11日)

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今日の樫原:オタマジャクシ、霜害

 ヒキガエルのオタマジャクシが集団遊泳を始めました。池の中を巨大なヘビのようにうねりながら移動し、時々団子状の塊になります。
 この頃になるとオタマジャクシを狙ってアカハライモリが出てくるのですが、今年はまだのようです。

シュンラン
オオタチヤナギ

 ミツガシワの花が遅霜でやられてしまうのはいつものことですが、今日はシュンランの花もオオタチヤナギの花穂もぐんにゃりと煮えたようになっていました。これまでミツガシワの被害に気を取られて気づかずにいたのですが、落ち着いて考えれば当たり前のこと。畑の野菜も同じようにやられるし、これが普通の春の出来事なんだ。自然はすごいことをするなあ。