佐賀県では生育地が限られ、絶滅危惧Ⅱ類種に区分されています。国内では北海道~九州に分布しますが、多くの地域で生育量が減少し、絶滅危惧種に分類されています。樫原湿原では湿地Ⅱと人工湿地に比較的多く生育し、シズイの希少性を理解している研究者が見ると驚きます。
ところが樫原湿原周辺の水田地域にも生育し、ここではとんでもない厄介者として嫌われています。水田で使う一般的な除草剤が効かず、一旦入ると次第に増加し、密生して稲の生育を阻害して収量減につながります。上の最初の写真では除草剤で少し枯れかかっていますが、発生がだらだらと続きますので、その内除草剤が効かなくなり増加していきます。「難防除雑草」の中でも取り分けやっかいな植物なのです。
この地域の米は農薬使用量が減らされ、「特別栽培米」として販売されています。むやみやたらに強い薬品を使うわけにもいかず、農家にとっては大変困る、憎たらしい雑草なのです。
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コガネグモが2匹います。
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蛇と目が合いました!
ガサガサッと音がした方を振り向いた途端、目が合いました。相手はピクリとも動かない。こちらも動かない。お互いに後ろ斜め45°の方向で目があったままフリーズ。さあ、どうする・・・。 どう言うつもり? こっちが気づいてないとでも思っているのでしょか。バレバレです。ゆっくりカメラを向けてパチリ。カメラ目線のヤマカガシが撮れました。
木道横のコガネグモはいつ見ても両手両足を広げた格好で、ひたすら待ちの姿勢。獲物がかかったところを見たことがない。確率はかなり低そうです。それにしても、表側(?)の顔つきのユニークなこと。何か意味があるのでしょうか?
枯松が散策路上に倒れたことはこれまでに数回ありました。幸い事故なし。でも、安全管理上、早めの伐採が必須です。今日は弁財天参道のすぐ横に枯れ松確認。こうなると月曜4人衆にスイッチが入ります。「やっぱ、今日、切ろう!」と言うことで、枯松の高さ5m程の所にロープをかけ、反対側のアカマツの後ろを通して人力ウインチ。思いのほか枯れが進んでいて、幹の半分も切ると早くも倒れ初めました。チェーンソーを持って待避~!「枯松伐採は上から枝が落ちてくるから気をつけないかんばい」と村の伐採プロから教えられていました。「ヘルメットをかぶらんかい!」と怒られそう。ともあれ、怪我もなく、午前中に一件落着。玉切りした幹の搬出まで終わりました。お疲れ様でした。