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今日の樫原

カヤランは?

 16日に監視小屋横の枯松を伐採しました。「えぇ~!」と言うより、「ぎぇ~!」と叫び声を上げた方もいるのでは? 「大丈夫です! 取ってあります。」 安心して下さい。 枯れ松についていたラン類は、伐採前にノミで剥がしました。今後、佐賀大の辻田研究室が移植の保全措置を実施される予定です。単に保全措置だけでなく、研究の一端としてデータも取られるとのことです。 カヤランもマツラン(ベニカヤラン)もすでに花芽が来ていました。来春、しっかり開花してくれると思います。

伐採しました。
カヤラン
マツラン
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枯松伐採

 今年になって湿原周辺の松が急に枯れ始めました。枯れ方のスピードが速く、ちょっと異常です。とにかく、人身事故になりかねない枯松から伐採してもらうことになりました。木道作業後に桑原組が伐採作業に取りかかりました。

中段にワイヤーかけ
バックホーで引きながら根元切断
ゆっくり倒伏
ねらい通りの位置に伐倒
玉切り作業
3人がかりで

 湿地に倒れないように、枯松の中段にワイヤーをかけ、バックホーで引きながら根元を切断。予め引き抜いていた木柵の隙間に、ねらい通りに伐倒。さすがです。枝を落として、主幹をバックホーで持ち上げ、3人で玉切り作業。チェーンソーの白煙がそこら中に広がり、凄まじい作業現場。あっという間に、長さ30cmの玉切りにしてしまいました。

参道脇の枯松
かかり木状態に
林内作業車で牽引
引き出し成功
4人がかりで玉切り作業
看板前に集積した玉切り木

 弁財天参道沿いに枯松がもう1本。既にヒトクチダケがついていて、枯死2年目。早めの伐採が必要でした。ただ、付近に高木が立て込んでおり、伐採時にかかり木(他の木に引っかかって倒れない)になる可能性が大で、慣れない人では伐採が大変になることが予想されました。そこで桑原組の熟練部隊が参上!となったのですが、やはりかかり木になりました。しかたなく、根元近くを段切りしたのですが、その弾みで全体がくるりと半回転。「おお~、危ねえ!」、冷や汗。次に、ワイヤーをかけて林内作業車で引き出そうとしましたが、なかなか手強く、林内作業車が浮き上がります。4、5人が作業車に飛び乗って、やっと引き出しに成功。その後は4人がかりで玉切り作業。こちらも戦場のような状態になりました。少々ヒヤヒヤものでしたが、怪我なく終了。お疲れ様でした。

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木道をリニューアル

 11月16日、毎年恒例の木道他の補修工事が行われました。今回は湿地Ⅱ中之島側のちょっと湿り気の多い部分。日当たりも悪く、木材の腐朽が進みやすく、また滑りやすい面もあり、ちょっと高めの構造になりました。作業の村人も大半は老人会のメンバーですし、他のメンバーもほぼ60代。慣れた力仕事とは言え、以前より息切れの感じられる作業状況でした。

全員集合
9日の続きから開始
昔は杉山集落へ向かう道
木道出口付近が完成
中之島周回路へ続く部分
次の作業に向けて一服
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木道工事中

 9日(土)に、桑原集落の方々による木道設置作業が行われました。作業カ所は湿地Ⅱ横の中の島側木道です。まだ完成しておらず、現場は通行できません。次の作業は11月16日の予定です。当日は監視小屋横などの枯松2本の伐採も行われる予定で、重機を使った作業になります。湿原に来られる方はくれぐれもご注意下さい。