カテゴリー
今日の樫原

今年最後、お世話になりました。

 7月の豪雨災害をはじめとして、今年もいろいろありましたが、無事、作業を終えることが出来ました。弁財天参道を清掃して、お参りをさせていただきました。

コナラ巨木の搬出終了(重かった!)
辻田研最後(?)の現地作業

 オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
 今年も無事、年末を迎えることが出来ました。有り難うございました。来年も良き年でありますよう、宜しくお願いします。

 オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
 7月豪雨と湿原への土砂流入、松枯れやナラ枯れなど想定外の巨木の枯死など、例年と違った対応が必要でしたが、事故なく、何とか対処できました。来年はいつもの穏やかな年になりますよう宜しくお願いします。

 佐大辻田研究室の皆さんが今年最後の現地作業に来られました。どうやら作業が終わらず、明日も来なければならないとか。お疲れ様です。
 オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
 研究が実り多いものになりますよう、宜しくお願いします。

 オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
 来年こそは宝くじが・・、(やっぱり、このお願いは止めときましょう)
 来年は平和な年になりますよう、宜しくお願いします。

カテゴリー
今日の樫原

雪と氷の世界

湿地Ⅰ
湿地Ⅱ

 湿原は雪と氷、白と黒の世界でした。木道には足跡はなく、日曜から誰も来なかった様です。久しぶりのまとまった雪ですが、この雪が溶けて地面にしみこみ、来春以降、湿原をゆっくり潤す滲出水になるのでしょう。

ため池
ため池
林道の雪

 久しぶりにため池が全面結氷。いつもは湿地Ⅶ付近から池尻の排水門にかけては水の流れがあって凍らないのですが、今日(12/26)はそれもありません。さすがに水鳥の姿はなし。この寒さをどこでしのいでいるのでしょうか?
 林道もまだ10cm前後の雪が残っていました。ウサギ、アナグマ、イノシシの足跡が点々と続いていましたが、彼らは寒いのか寒くないのか、一度きいてみたいですね。

追(12/29):地元の加茂さんによると、雪は21日の夜から降り始め、20~30cm積もったとのこと。22,23日は積雪で動けなかったそうです。

カテゴリー
今日の樫原

雪と枯松

 朝(12/18)、出かけるときからこの冬一番の冷え込み、樫原の天気が気になっていたのですが、古湯温泉を過ぎた当たりから民家の屋根に積雪があるようになりました。まだノーマルタイヤなのでヒヤヒヤしながら前進。幸い道路の雪はほとんど消えて現地までセーフでした。でも、湿原の木道、伐採木、そして弁財天様も雪の中。歩くとキュッ、キュッと音がするパウダースノーでした。

斜めに立ち上がっている枯松
中央に段切りが必要な枯松
気合いが入っています!

 じつは先週から、弁財天参道沿いの松が枯れていることがわかっていました。結構な大きさの枯れ枝が参道に落ちていたのです。でも、今日は雪だし、どうしようかなと迷っていたのですが、4人衆は気合いが入っていて、即、「切りましょう!」に決定。雪が溶けそうな熱気。もう一つ乗り気にならなかったのは、切っても正面のコナラにかかって絶対倒れないと予想される為でした。案の定、段切りが必要になり、皆で「人間ウインチ」。いくら気合いが入っていても、高齢のおじさん達には無理だろうと思ったのですが、何と、引き倒しました。恐るべし、高齢者パワー!

 倒してしまえば後の処理は簡単。玉切りにして皆で搬出、枯れ枝や切りくずは片付けて綺麗な参道が戻ってきました。枯れ松が切られたことにはほとんどの人が気づかないでしょう。でも、これで正月には皆が安全に初詣が出来ます。今年最後の大仕事でした。来年の4人衆には、きっと良いことがあるでしょう。

カテゴリー
今日の樫原

ボーリング調査

長さ5m程の採取器
打ち込んだ杭を引き上げ
サンプルの取り出し作業

 昨日は大阪公立大の研究チームがボーリング調査に来られました。2003年にも調査に来られており、今回は2回目。ピートサンプラーと呼ばれる採取器を湿地に打ち込んで、先端部で試料(長さ50cm)を採取する手法ですが、深いところでは約4.5mまで打ち込み、サンプラーを回して試料を採取、その後、2人がかりで引き上げていました。泥にまみれた肉体労働で、若いから出来る調査だなとつくづく思いました。それに今日は雨で、この冬一番のかわいそうなくらいの寒さでした。お疲れ様でした。
 サンプルは持ち帰って分析となるのですが、見ていると、サンプルの中に長さ10cm前後の砂礫層が含まれていました。お尋ねすると、砂礫層は何層もあるとのことでした。”この場所で、この厚さの砂礫層が何層も”とは、私にとっては大きな驚きでした。今年の7月はまれに見る大水害でしたが、調査ポイント当たりは砂礫が流れてくるほどではありませんでした。と言うことは、過去には今年よりもっともっと大きな水害が、何度も繰り返されたと言うことでしょうか。「人の経験」なんて、自然の時間スケールからすれば一瞬の出来事の記憶でしかないと感じます。この地で過去にどんなことがあったのか、分析結果が待たれます