秋は実りの季節、湿地Ⅱ横のミツバアケビの果実は口を開けて、丁度良い食べ頃になったようです。このまま落ちて、多分、アナグマか猪の餌になるでしょう。
今朝来たら、弁財天鳥居のしめ縄が新しくなっていました。夕方、上がってこられた桑原の加茂さんに聞いたら、今日は「新嘗祭のお籠もり」をされたとか。しめ縄は昨日取り替えたそうです。桑原集落では、今もたくさんの祭りや行事が受け継がれ、行われています。集落の人々にとっては当たり前でしょうが、端から見ているとちょっと驚きです。しめ縄用の稲わら提供は担当が回るとのことで、今年は加茂さん。コンバインでの稲刈りの前に、必要分を手鎌で刈り取っていました。雨に当てないよう、いろいろと気を遣うとか。
14日に中之島周回路で「スズメバチに威嚇された」との通報がありました。「カチカチカチと音を出していた」とのことですから、だいぶ巣に近かったようです。すぐに現場に行ったら、まだ1匹が周辺警戒中でした。種類は分かりませんが、どうもオオスズメバチのような。巣は、歩道沿いのヤブの中あたりが怪しい雰囲気です。確認のために近づけばまた威嚇してきそうで、止めました。とりあえず、中之島周回路は東端部と弁財天分岐点近くの2カ所で立入禁止にし、現場に近づけないようにしました。このまま12月まで通行止めの予定です。来年1月頃にはスズメバチはいなくなっていると思われますので、その時点で現場確認をして、問題なければ看板は撤去します。しばらくの間、ご辛抱ください。
威嚇行動:九大 上野研究室
スズメバチからの警告|上野高敏 -Takatoshi UENO- (kyushu-u.ac.jp)
ジョロウグモの食事タイム
夕方(14日)、ジョロウグモの巣にバッタが引っかかってバッタバッタ(?)していました。メス蜘蛛は離れたところにいたので「食べないの?}と思っていたら、しばらくして、バッタにガッツリ噛みついていました。もうバッタはピクリともしていません。蜘蛛の毒が体中に回ったようです。蜘蛛はバッタの胸部に噛みついていて、何となく体液を吸ってるようにも見えますが、「バッタの体を溶かすには早すぎるなあ」と思って眺めました。でも、そろそろ帰りの時間です。残念ながらゆっくり観察を続ける余裕はありませんでした。今度来たときにはバッタの外骨格だけが残されているのかも知れません。 ところで、バッタに噛みついている蜘蛛の顔、何となくドクロに見えませんか。少なくとも、美しい女郎さんには見えません。
連休初日の高速道路は予想以上に車が多く感じました。佐賀国スポ関係か、愛子様効果か?分かりません。天気も良く、樫原湿原も人出が多いかと予想したのですが、いつもの休日レベルでした。遠くは鹿児島県から、SNS情報で来られたとか。北九州ナンバーはリピーターでした。来訪者の7割は福岡県、次は佐賀県内ですが、意外と多いのが長崎県です。佐世保ナンバーを良く見かけます。大分県、宮崎県、鹿児島県はほとんど見かけないのですが、今日は久しぶりの来訪でした。
一時期旺盛を極めたオミナエシは花から果実の時期に移りつつあり、ブルービーも訪れません。今、湿原で頑張っているのはアケボノソウ、ウメバチソウ、ヒツジグサあたりでしょうか。リンドウ、キッコウハグマはまだまだ先のようです。