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今日の樫原:水田の名残

 野焼きの後のこの時期、湿原を注意深く眺めると、以前、ここで稲作が行われていたことを知る手がかりを見つけることが出来ます。写真は湿地Ⅶですが、左下から右上方向に植物の生え方が少し違う帯状の部分があります。水田の畦の跡です。この部分は両横よりも土が硬く、植物の種類や生育状態が違うのです。昭和中期から50年以上経っても以前の利用状況の形跡が残っているのに驚いてしまいます。このような形跡は湿地Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴでも見られ、樫原湿原の広い範囲で稲作が行われていたことを教えてくれます。

 今日も4人衆は車止めリメイクの作業継続です。先週と違うことは新たな近代兵器が投入されたこと。これで作業は格段に早くなったようです。今日で全ての車止めがリメイクされました。あと5年は大丈夫でしょう。お疲れ様でした。
 湿原を一周して、最後に車止めに腰掛けて一休みといった来訪者をよく見かけますが、いきさつを知っていると、「じつは・・・」と一言説明したくなります。

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今日の樫原:オタマジャクシとボランティア活動

 ニホンヒキガエルのオタマジャクシはすっかり「The オタマジャクシ」の姿になり、元気に泳いでいます。それでも、まだ遠出は出来ないようで、尾を2~3回振って数センチ泳いでは止まる程度。多くはじっと動かずにいます。
 それにしても卵黄はすでに使い果たしているはずで、今は何を食べているのか? 多分、水底の藻類だろうと想像しています。我が家の庭の水溜にもオタマジャクシが毎年生まれますが、それまで濁っていた水が、オタマジャクシが大きくなるにつれてみるみるきれいになっていきます。マルバオモダカを入れている桶の水が随分濁っているので、早くオタマジャクシが来ないかなと待っている日々です。

 毎週月曜日はボランティア4人衆の活動日。
 今日(21日)は古くなって腐り始めた車止めの柵を補修されていました。隠し釘状態で丸太の中に入っているボルトをはずし、状態の良い丸太を寄せ集めて新しい車止めを作り直す作業ですが、これがなかなかの難作業。ああでもない、こうでもないの試行錯誤の繰り返しでしたが、さすが年の功。昨今の若者にはない”知恵”が次々に繰り出されて、無事、新しい車止めができあがりました。お疲れ様でした。(拍手!)
 来訪者が何事もないように普通に歩く木道もそこここに補修の跡がありますが、すべて4人衆のお仕事です。感謝、感謝!

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今日の樫原:もうオタマジャクシ

先週、まだ丸かったニホンヒキガエルの卵が、今日はオタマジャクシになっていました。早い! 明日には泳ぎ始めるでしょう。

湿地Ⅰ

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ニホンヒキガエルが産卵

ニホンヒキガエルがやっと出てきました。例年より1ヶ月遅れ。しかも個体数は激減です。何かが起きている? 確実に!