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今日の樫原

明けましておめでとうございます。

弁財天
湿地Ⅱ

 今年の初詣は樫原湿原の弁財天に参拝。今日は福岡からの参拝者もありました。祠にはお供え物がいくつもあり、一日にも参拝に来られた方があったようです。湿原の一部には暮れの雪がまだ残っていましたが、参道はきれいに溶けていました。日も差して、いい初詣日和でした。

ツクシショウジョウバカマ
イヌウメモドキ
ツルシキミ

 湿原にはまだ雪が残り、ツクシショウジョウバカマの花芽もさすがに縮こまっていました。それでもツルシキミの花は開花に向けて準備がかなり進んでいる様子。日差しの中でツルウメモドキの実が輝いて、何となく楽しげです。「鳥さん、早く食べてくれ~!紅くておいしいよ~!」とでも叫んでいるような。(果肉には発芽抑制物質が含まれるため、動物に食べられないと発芽しないとか) この冬は鳥が少なかったのでしょうか、意外とたくさん残っていました。

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今日の樫原

ありがとうございました!

 今年一年間、たくさんのご訪問、有り難うございました。
 ホームページは概ね骨格が出来ました。来年は各部分の内容の充実を目指します。
 湿原の再生・保全は考え方や方法がまとまりつつ有ります。これについてはホームページの中で出来るだけ記録し、オープンにしていきたいと思っています。
 来年も多くの方々のご訪問をお待ちしています。よいお年をお迎えください。

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今日の樫原

訂正:柴刈り!

二宮金次郎像

 今日、何気なく以前の記事を見ていたら、とんでもない間違いに気づいて、冷や汗を通り越して凍ってしまいました。
 11月26日のボランティア作業記事の中で、柴刈りをなんと「芝刈り」と誤記していました。普段から「芝刈りじゃありませんよ、柴刈りですよ!」とあんなに言っているのに、何という失態。早速訂正しました。
11月30日:ボランティア作業:落ち葉かき ←訂正しました。

 昭和中期までの里山では、燃料や肥料にする目的で林内の低木や枯木が日常的に持ち出されていました。この行為が柴刈りで、その為の特別な山を「柴山」として使っていたところもありました。昔話のおじいさんは、山に柴を採りに行っていたのです。二宮金次郎も柴刈りに行っていたのです。江戸後期や明治期などの里山は、燃料としての木材の持ち出しが激しく、はげ山や草山が広く見られたと言います。じつは「里山」の状態は時代や地域によって異なります。「となりのトトロ」のころの里山は落葉広葉樹の森で、今も多くの人がそれを「里山」と認識しているようです。でも、現在、人里近くにあるいわゆる里山は常緑広葉樹の森になりつつあります。里山の形状は人々の関わりの程度で変化するのです。 では、樫原湿原で目指している「里山」はどんなものか。これについてはあらためて書かせていただきます。
 今日は取り急ぎ訂正させていただきます。(焦ったなあ~)

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誰の足跡?

 雪が降り、寒い日が続く冬には、動物の足跡を見て回るのがちょっとした楽しみです。先週の雪が少し溶けて分かりづらくなっていましたが、期待通りの成果がありました。

定番のウサギさん。左から右へ
アナグマでしょう?
軽自動車のようですが

 ウサギの足跡は他に似たものがないので分かりやすい。中之島や湿地Ⅰ北側の林内に黒っぽい小さな個体が数匹いるのは分かっています。運良く、その姿をカメラに収めた方がこれまでに数人にいますが、私はまだ撮れずにいます。残念!(来年の年賀状に間に合わせたかったのですが) それでも雪の上の足跡だけは毎年撮影。
 湿地Ⅴ付近の木道の上には指が5本の足跡(指の数が分かりづらいのですが)、アナグマでしょう。それにしても今年はやけにアナグマの姿を見かけました。エサが少なかったのでしょうか。
 駐車場から湿原に来る途中の道路端には縁石外の法面に轍が・・・。もう少しで下の水路に落ちそうなところで踏みとどまれたようです。危なかったですね。雪道で滑ったのでしょう。

犯人は左斜め上のカモ
よく見ないと分かりませんが・・・
こちらで確認。アオサギ?

 氷の上にも足跡がたくさん。最も多いのはカモの歩き跡。かなり広い範囲に付いているのですが、どうやって出来るのでしょうか?「一度固まった氷の上が昼間に少し溶けて、足跡が付いた後に夜また凍った」でどうでしょうか。中央の写真はよく見ないと分かりませんが、かなり大きな足跡(湿地Ⅰ)。ここの常連はアオサギとダイサギ。多分、そのどちらかでしょう。