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ヒグラシに何が?

 幸いにも15日の豪雨の被害は軽微でした。被害状況確認のため中之島周回道を回っていたとき、葉っぱの上に白いセミが止まっていました。一瞬、「セミの白化個体!?」と思ったのですが、近づいてよく見ると体の節々にカビのようなものがびっしりついていました。「なにこれ?」状態でしたが、後でかなでさんが教えてくれました。「セミはヒグラシで、Metarhizium cylindrosporum(メタリジウム・シリンドロスポルム)という不完全型の昆虫寄生菌に侵されている」とのこと。まだ死んでおらず、わずかに動いていましたが、「すぐに殺さず、セミを動かして菌を拡散させる戦略です。この菌、じつはかなり頭が良いです。」とか(by かなでさん)。生き物たちの世界、奥が深いなあ。

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濁水が流入(14日)

湿地Ⅰ 奥から濁水流入
植林地から流入
湿地方向へ流入

 前日(13日)からの雨で、湿地奥からは濁水が流入していました。昨年崩壊した湿地Ⅰ北側の植林地斜面から流れてきています。昨年秋に設置した枕土嚢は取りあえず機能していますが、流入土砂が多く、既に土嚢の頂部まで土砂が堆積していました。新たな土砂は土嚢を越えて下流側へ流れ出ています。先日まで土砂の除去作業をしていた湿地Ⅰ奥部に新たにどのくらい堆積したのか、雨が収まらないと確認できません。出来るだけ少ないことを願うばかりです。
 15日はさらに流入が激しくなったようです(守る会情報)。桑原地域では、昨年の7月豪雨からの復旧はまだまだ不十分な状況でした。今回の雨で、また新たな被害が出ていないか心配です。
 
 

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イノシシの子育て巣:その後

西側出入り口
東側出入り口
巣の中

 7月になり、さすがに巣の中にイノシシはいないだろうと言うことで、中を開けてみました。巣の出入り口は前回よりも大きく、はっきりなっていて、その後も使ったようです。中を棒で開けてみると、出入り口の間にやや大きなトンネル状(直径30cm、長さ60~70cm)の空間がありました。ここでしばらく子育てをしたのでしょうが、親と子が全員入るには少し小さい感じです。多分、狭い空間に潜り込むようにして使ったのでしょう。(放棄されて数日経っており、中は雨で湿っていました。また、巣を開けるときはダニが怖く、棒で開けました。)

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イノシシの子育て巣

ススキ群落の中に?
子育て巣
出入り口

 草刈をしていたら、ススキの藪の中に刈草が集められていました。昨年も同様のものを見ていますので、すぐに何か分かりました。イノシシの子育て巣です。刈草はまだ青く、巣を作って2~3日しか経っていないと思われました。近づくと、左右に出入り口と思われる穴があります。棒を入れて壊してみようかとも思いましたが、中にいるかも知れないので、取りあえずその日(6/25)はそのままにしました。
 翌日(6/26)に確認すると、入り口の形状が変わっていて、穴が大きくなっていました。「やっぱりまだいる!」、と言うことで、今もそのままにしています。来週、開けて見ようと思っています。
 地元の猟師さんに聞いたところ、「出産に使うが、天気が悪い時期等はその後も数日巣を使う」とのこと。今回は正にそんな状況だと思われます。ちなみに、猟師さんの知り合いが巣の上にドンと飛び乗ったところ、中からイノシシが飛び出してきたとか。やっぱり、あと数日は触らない方が良さそうです。