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今日の樫原

人でなくてよかった。

 野焼きからそろそろ1ヶ月、湿原の緑も日に日にしっかりしてきました。この時期、セイタカアワダチソウの駆除などで湿原内を歩き回りますが、あちこちで野焼きの激しさの痕跡を見せつけられます。湿地Ⅲのアカマツの低木は半分くらいが葉が枯れています。ため池横の市道法面には焼け焦げた双眼鏡が落ちていました。「これが人だったら?!」と考えるとゾッとします。「今年は良く燃えた。」と集落の人達が話していました。人工湿地の木道・木柵への延焼消し止め作業も大変でした。やはり安全管理が一番とつくづく感じました。

緑が戻ってきました。
焼けたアカマツ
焼け焦げた双眼鏡
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タネツケバナの季節ですが・・

田植えの準備が始まりました
タネツケバナの季節ですが
雄蕊は4本

 4月に入り、田んぼでは田起こし作業が始まりました。サクラが咲けば種籾を水につけて苗代の準備をスタート。この時期に咲くので「タネツケバナ」と言うのですが、駐車場から湿原にかけての路傍や観察路沿いに咲いているのはみんな外来の「ミチタネツケバナ」(ヨーロッパ原産)ばかりです。せめて、種を漬ける時期ぐらいは在来のタネツケバナに知らせてもらいたいのですが、インバウンド?勢力の方が圧倒的に強いようです。
 この後の田植えは、GPS機能を使った自動運転田植機で、その後の消毒は農業用ドローンでやる時代。種漬けの時期も、時代に合ったニューフェースに知らせてもらうということでしょうか。

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野焼きが行われました。

 例年より少し遅れ気味で心配されましたが、今年の野焼きが行われました。天気は晴れで良し! やや風強し!? の感じでしたが、予定通り午前11時半に開始。初めはゆっくりスタートでしたが、今年はすぐに火が大きくなるようで、消火隊はあっちでバタバタ、こっちでバタバタ、ちょっと心配になりました。少し燃えすぎ?

ゆっくりスタート
初めは人工湿地
湿地Ⅱ

 人工湿地と湿地Ⅱ地域では木道、木柵への延焼がそこここで起きて大変でしたが、ここを過ぎると一段落。周辺への延焼の危険性も少なく、例年通りの手順で、周辺部から次々に着火されていきました。ただ、今年は時々強い風が吹いて、一瞬、大きく火が巻き上がって、その都度、皆さん緊張!

ヨシ原では火が大きく
着火は風上からですが風向きが動く
防火帯は広くても火が巻き上がる

 2時間ほどで無事終了。お疲れ様でした。今年は良く燃えたという感想が多く聞かれました。確かに燃え残りがほぼありませんでした。事故もなく、良く燃え、良かった、良かったでした。

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明日は野焼きの予定

 明日は湿原の野焼きがあるそうです。20日の積雪(10cm程)が少し影響しそうですが、燃えすぎにならず、かえっていい野焼き日和になりそうです。