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今日の樫原

森の整備

 湿原の保全には周辺環境の維持管理も必須です。とりわけ湿地縁の樹木の成長は、湿原の被陰や落ち葉の堆積等により湿生植物の生育を阻害します。また、枯木は湿原内への倒伏や安全管理上の危険があります。そのため、これらの支障木は優先度の高いものから順次除伐管理を行っています。昨日は月曜4人衆も協力していただき、枯松とクロキの高木を伐採しました。作業は多くの場合、伐採木の処理の方が大変です。取りあえず玉切り処理して湿地縁まで搬出しましたが、皆さん汗びっしょり。お世話になりました。有り難うございます。

伐採処理前
伐採後
伐採木の片付け
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今日の樫原

サギソウの季節になりました。

夏、夏、夏・・・・
木陰のベンチ
サギソウ群落

 うだるような暑さ、風も吹きません。木陰のベンチから離れない人続出。「下は暑いのでここなら涼しいだろうと来たけど、ここも暑かった。」との感想、よく分かります。少し動くだけで汗が噴き出してくる暑さでした。そんな中、湿原にはサギソウの白い花が目立ち始めました。オミナエシも咲き始めました。ついに夏が来ました!

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今年も「ナラ枯れ」被害

湿地Ⅰ縁部林:コナラ
湿地Ⅰ縁部林:コナラ
湿地Ⅰ縁部林:コナラ

 昨年、突然始まったコナラの「ナラ枯れ」被害ですが、今年も被害が見られるようになりました。写真のコナラは根元を一周するように木くずがたくさん溜まっています。多分、この夏に枯れるでしょう。伐採候補のトップです。市道北側の桑原集落所有林では15本前後の罹患が確認できました。中之島では弁財天手前地域で5本前後が罹患していました。全域ではおそらく25~30本程度がやられていると思われます。このうちのどの程度が枯れるか、追跡調査をしてみようと思います。

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残念な対応

 7月20日に、湿地Ⅱ最下部の木道横に観察にぴったりの向きでサギソウが咲いてくれました。手を伸ばせばスマホでも撮影可能な場所です。丁度良かったと思ったのですが、その日から写真①のように、木道から下りて撮影する人があり、踏み跡が出来ました。日曜日も相変わらずで、踏み跡はどんどん大きくなっていきました。踏まれた部分や隣接域にはサギソウ、モウセンゴケ、ミミカキグサ類などが生育しています。仕方なく、22日月曜日に写真②③の様にワイヤーメッシュを設置しました。残念です。

①木道横のサギソウと踏み跡
②ワイヤーメッシュ設置
③ワイヤーメッシュ設置