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今日の樫原

今日の樫原:アカハライモリがやっと

アカハライモリ

 遅れていたアカハライモリがやっと出てきました。いつもは、ニホンヒキガエルのオタマジャクシがあまり泳げない時期に現れるのですが、今年は随分寝坊したようです。おかげでオタマジャクシは大きくなり、泳ぎも集団遊泳が出来るようになって、もうアカハライモリの餌食になることはありません。完全に出遅れです。「どうするの? エサがないじゃん」 でも、じっと観察していると、ときどきピッ、ピッと俊敏な動きをすることがあります。多分、オタマジャクシよりずっと小さな水生昆虫などを食べているのだろうと思います。
 今日は池にはカワセミもやって来ていました。繰り返しダイビングしては何かをくわえていきます。イモリ?、オタマジャクシ?、それとも小魚? でも、池では小魚はほとんど見かけません。いったい誰が餌食になっているのか? 環境省的に言えば「命つながる自然」なのですが、みんなお腹をすかして必死のようです。当事者たちは「食う、食われる」の戦いの日々。

 湿原一帯には、ニホンヒキガエルの他にトノサマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエルが生息しています。ところが、これまでニホンヒキガエル以外のカエルの卵を見かけないというのがみんなの話題になっていました。ついに今日、水の中に卵のうを見つけました。状態からニホンアカガエルかトノサマガエルのどちらかだろうと思いますが、断定できずにいます。全体が真っ黒のようで、ニホンアカガエルの可能性が高いように感じます。次回、胴長をはいて確認に行きます。(カエルは、本サイトの「生き物たち」→「カエル・ヘビ」に写真をアップしています。)

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