こちらは本物のイノシシによる掘り返し被害。何をしたいのか分かりません。多分、何かを食べているのだろうということになっているのですが、ミミズなどの小動物がいる環境ではありません。被害はいつも低茎湿生群落域に集中しています。掘り返しは、耕運機で全域を耕した状態で、深さは5~10cm程度です。どうも、この植生域に生育するイトイヌノハナヒゲ、コイヌノハナヒゲなどの地下部にある株状部分を食べているのではないか?と推察しています。遠くからイノシシの掘り返し現場を見たことがありますが、鼻先で掘り返しながら、一心に何かを食べていました。泥と一緒に食べておいしいのですかね。ジャリ、ジャリ?。
林内に立てられた佐賀大辻田研究室の調査杭も踏み倒されていました。ちゃんと「調査中」と書いたラベルがつけられているのに全く無視したようです。今度会ったら、” あんた、そんなことしてたら佐賀大の入学試験にはとおらんばい!”と言ってやりましょうか。
イノシシ被害はこれから本番になりそうです。例年、同じ地域に繰り返し入り、全域を徹底して耕耘した状態にしていきます。そろそろ対策実施が必要な状態になりつつあります。
8月29日、林内に長さ5m程の枯れ松の枝が落下していました。こんなのが頭に当たったら即アウトでしょう。人的被害がなくて一安心。9月5日、月曜4人衆に手伝ってもらいながら、枯れ松3本を伐採処理しました。中之島までの搬出作業も大変でした。いつも有り難うございます。感謝。