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今日の樫原

浚渫、本当はこうしたかった!

板で枠を組んで縁にミズゴケを敷く
柄杓で泥土を汲み入れ
この状態で数日間水抜き

 ジュンサイの生育域では根茎と根が土をしっかり捕まえているので、三本鍬で堆積土を塊として簡単に引き上げることが出来ます。でも、それがないところでは堆積土はへどろ状で鍬で引き上げることは出来ません。仕方がないので柄杓でくみ上げて岸にそっと広げていたのですが、そうこうするうちに知恵者が「板で枠を作ってみれば!」と提案。それは良い、と言うことで早速上のような枠作って流し込みましたが、これが大成功。この後数日間水抜きをして、固まった泥をスコップで切り出す予定です。じつは平成17年からの自然再生事業で、浚渫土をどう処理するかで、同じような枠を竹かごで作って水抜きをしようと計画したことがありました。(水抜きの間に水生動物は池の中に戻っていくとの想定で) ただ、そのときはあまりに手間と時間がかかるとの理由で却下され、重機(バックフォー)でくみ上げることになりました。その後ずっと、”あの時はひどいことをしたなあ”と気になっていました。今回、十数年ぶりに捲土重来、実に簡単な方法で溜飲を下げることが出来ました。すっきり!

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