先週の日曜日、4人の若者がやってきました。若者がグループで来ることは珍しいことではないのですが、あちこち、2時間以上観て回っていました。単なる通りすがりや軽い自然観察のレベルではないようです。近づいて話をしてみました。福岡の大学生(農学部)で生物系サークルの「植物班」とのこと。一人の手には厚めの図鑑がありました。なるほど、それで熱心だったのかと合点がいきました。真面目そうな4人グループ、頑張って下さい。
ところで手元の図鑑。簡単そうで使いやすそうに見えますが、これが使えないんですよね。「全国版」ですので地元にないものが多数はいっていて分かりづらい思いをした方が多いと思います。せめて「九州版」が欲しいところです。ところが、「九州版」も出てはいるのですが、これが希少種中心が多い。著者が自分の好みで、珍しいもの、綺麗なものに走って、使い手の悩みに寄り添っていない傾向が大。で、みんな、「わからんなあ~」となってしまう。解決策は、地元の同好会や当該地域の植物に詳しい方に尋ねるのが一番です。樫原湿原の場合、詳しそうな人がうろうろしています。手当たり次第に尋ねて下さい。
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