心配して上がってきた樫原湿原でしたが、いつもの穏やかなたたずまい。ため池のほとりのアジサイが綺麗でした。
湿地Ⅰはまだ水位はやや高めでしたが、概ね被害なし(所々に流水の跡はありますが)、排水用の吐き口もいつもの水の流れでした。カワセミもハッチョウトンボも何事もなかったかのように飛び回っていました。やれやれ、一安心でした。
と言っても、やはり豪雨の爪痕は各所にありました。湿地Ⅴに渡る手前の木道は「くの字」に折れています。もとはまっすぐで、中央の杭で流れないように止めていたのですが、それを超えて下流側に折れています。一旦浮いて、杭を超えて落ち着いたようです。湿地Ⅴ横の水路にかかっている丸太橋は上流からのゴミが詰まって流される寸前。オーバーフローして橋は助かったようです。その横のカサスゲにはオーバーした水のゴミが引っかかっています。先の水路の水面と50cm程の高さの差があります。ため池の堤に溜まったゴミは通常の満水線より40cm程上にありました。ため池や水路の水位はいつもより40~60cm程高かったようです。よく堤が壊れなかったなと不思議なくらいです。こんなことが繰り返されると、いつかとんでもないことになるようで、ちょっと不安です。何も起こらないことを祈るばかりです。弁財天様、どうぞ宜しくお願いします。