今日の湿原は、咲きそろい始めたサギソウ群落や蜘蛛の巣にかかったハッチョウトンボなど見所満載(?)で、来訪者もいつになくテンションが上がっていました。そんな中、普通だったら思わずのけぞってしまいそうな巨大芋虫が出現。どちらも大きさ(長さ)10~15cmで、息が止まりそうなくらいの鳥肌ものなのですが、これも皆さん、じっくり観察。よく見ると、どちらも実に個性的で美しい。先入観なしで付き合うのが大切なのかも知れません。「すごいね!」ということになったのですが、誰も名前が分からない。「何だろう?、何だろう?」となって、携帯でグーグル検察などもトライされたのですが結局わからないままで終わりました。
ところが、なんと、終わりではありませんでした。皆さん家に帰ってからあの手この手で検索されたようで、夜になってから検索結果メールや連絡が次々に届きました。中学3年の男の子は、グーグル検索からさらに探索が進んだようで、オオミズアオの周辺情報もいろいろと確認したようです。こんな子が未来の日本、地球を救う生物学者になるのかも知れません。皆さん、本当に有り難うございました。
初めての方もぜひ先入観なしで、画面をもう一度タップしてみて下さい。オオミズアオのとげとげの先にはたくさんのアンテナのような毛が付いています。モモスズメの表面はなんだかカメレオンの皮膚のようです。いつか誰かが、こんな昆虫たちの形態をヒントに新しい科学技術を開発させるのかも知れません。
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