湿地Ⅰは北側半域に防獣メッシュが設置されています。(予算の関係上、昨年度は半域しか設置されませんでした。今年冬に残り域を設置予定です。)そのため、まだ湿地内にイノシシが入ってこれます。でも、設置域ではメッシュがあって通れなくなっていますので、入ってくる頻度も随分少なくなっていました。メッシュ沿いには入れないイノシシの掘り返し跡がたくさん見られ、「よしよし、入れなかったんだ!」と効果を喜んでいました。
ところが、先日、「イノシシが強行突破したようです」との連絡があり、現場確認に行きました。確かに強行突破で、メッシュの下の方にはイノシシがつけた泥もあります。メッシュは基本的に縦3カ所ずつ、針金で杭に固定してあるのですが、「人間が通るところだけ」上だけをビニールひもで結ぶだけにしていました。メッシュは他の所と同じようにきっちりたてていましたので、イノシシにはばれないだろうと甘く見ていました。ところが、敵はビニール固定したメッシュの下が動かせることは発見したようで、ここを押して強引に出て行ったようです。さすが、大したもんです。メッシュ設置のバグを簡単に見つけたようです。まいった、まいった。状況を理解しましたので、同様の設置形式の他の場所も全て、ビニールひもで上下固定しました。(どうしても人間の出入りが必要ですので、開け閉めが出来るようにビニール使用です。)
これで多分通れないと思いますが、イノシシ君にお願いがあります。今度強行突破するときには必ず「あとぜき」をお願いします。
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