今年も日清紡マイクロデバイスAT株式会社(佐賀市)によるボランティア作業が行われました。今年で7年目、約90名の参加です。樫原湿原の保全には必要不可欠な作業(里山環境の保全、湿原の貧栄養化誘導他)で、有り難く、感謝、感謝です。(活動の意義の詳細は昨年の報告へ) 例年、作業内容は「落ち葉かき」でしたが、今年は新たに土嚢作りが加わりました。7月10日の豪雨で、隣接植林の斜面崩壊により湿原内に多量の土砂が流入しました。この砂を使って湿原上部に土嚢を使った土砂止め設備を作りました。
7年目ともなると「熟練者」が多くなり、作業は予想以上に速く進行。予定以上の面積を処理していただきました。集められた落ち葉の量から、作業の大きさが読み取れます。
後から来られた一般の来訪者が「清掃作業ですか?」と尋ねられましたので、「ハイ。でも、ただの清掃作業ではありません。湿原維持には・・・」とちょっと長めの説明をしました。「ほ~、そうなんですね。お疲れ様です。」と感心されていました。冬枯れの湿原よりも、大勢のボランティア作業の方が気になった様です。