11月4日に、宮崎の「川南湿原を守る会」の皆さんが来訪されました。会長の松浦さんは毎年数回来られますし、会員の皆さんもこれで2度目の来訪です。管理人も川南湿原にはこれまでに数回お邪魔し、会員の皆さんとも親しくさせていただいていますので、久しぶりに楽しく情報交換が出来ました。
樫原湿原への来訪者には、ことある毎に、「川南湿原と樫原湿原は九州の湿原のトップ2です」と紹介しています。川南湿原は生育植物の特殊性、樫原湿原は湿原形態の典型性で九州の中でも特に重要性の高い湿原と言えます。九州の湿原のほとんどは人為的管理下に形成された二次的自然で、その維持・継続には人為的管理が必須ですが、多くの湿原は維持管理がされていないか不十分で、昭和中期以降、消失または劣化が進行しています。その中で、川南湿原と樫原湿原では適正な維持管理が継続されており、九州の中では大変重要で希少な事例となっています。(詳細を書けばながくなります。興味のある方は湿原来訪時に管理人にお尋ね下さい。)
なお、川南湿原はフェンスがあり、休園日には入れません。来訪時にはインターネット等で確認した方が無難です。
国指定天然記念物 川南湿原植物群落 – 川南町
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