今年になって湿原周辺の松が急に枯れ始めました。枯れ方のスピードが速く、ちょっと異常です。とにかく、人身事故になりかねない枯松から伐採してもらうことになりました。木道作業後に桑原組が伐採作業に取りかかりました。
湿地に倒れないように、枯松の中段にワイヤーをかけ、バックホーで引きながら根元を切断。予め引き抜いていた木柵の隙間に、ねらい通りに伐倒。さすがです。枝を落として、主幹をバックホーで持ち上げ、3人で玉切り作業。チェーンソーの白煙がそこら中に広がり、凄まじい作業現場。あっという間に、長さ30cmの玉切りにしてしまいました。
弁財天参道沿いに枯松がもう1本。既にヒトクチダケがついていて、枯死2年目。早めの伐採が必要でした。ただ、付近に高木が立て込んでおり、伐採時にかかり木(他の木に引っかかって倒れない)になる可能性が大で、慣れない人では伐採が大変になることが予想されました。そこで桑原組の熟練部隊が参上!となったのですが、やはりかかり木になりました。しかたなく、根元近くを段切りしたのですが、その弾みで全体がくるりと半回転。「おお~、危ねえ!」、冷や汗。次に、ワイヤーをかけて林内作業車で引き出そうとしましたが、なかなか手強く、林内作業車が浮き上がります。4、5人が作業車に飛び乗って、やっと引き出しに成功。その後は4人がかりで玉切り作業。こちらも戦場のような状態になりました。少々ヒヤヒヤものでしたが、怪我なく終了。お疲れ様でした。