2015年に、湿地Ⅳ辺部に湿生低木林の変化をモニタリングする調査区を設置しました。当時、群落高は1m程で、下層はオオミズゴケが100%優占し、上層にはイヌウメモドキが植被率30%程度に生育する、湿生低木林の初期的状態でした。
あれから10年、上層の植生は大きく変化し、群落高は2.5mで、ミヤコイバラが植被率90%に達するオオミズゴケ-ミヤコイバラ群落状態になりました。また、群落内には、ヤマツツジ、ヌルデ等が入り、湿生低木林から次の段階への変化の兆しが感じられる状況になってきました。たった10年でこんなに変化するのかと驚いてしまいます。手を付けなければ、こんな風にどんどん森になって行くんですね。
変化が進みすぎましたので、今年、上部植生を全て刈り取り、リセットしました。今後どう変化するのかをまたモニタリングする予定です。2015年当時とは異なり、既にイヌツゲ、スイカズラ、ヌルデなどの木本類の切り株が群落内にあります。多分、5年以内のかなり速いスピードで低木林に変化するのではないかと思っています。
カテゴリー




